進路迷子の人、必見~高校時代のケガが夢に繋がった人気シューフィッター密着レポート
そろそろ進路を本格的に考え始めなきゃな…って思ってるけど、未来の自分がイメージできなくて悩んでたりしていない?
そんな迷えるみんなのために、仕事に沼る大人たちが今の仕事にどうやってついたのか、高校時代からのルーツを探るよ!
【こんな高校生に読んでほしい!】
・勉強頑張りたいのに、目的が見えなくてモヤモヤ…
・進路について考えたいのに、どこから手をつけたらいいかわからない
・将来の自分がイメージできない
どうやら社会でいきいきと活躍している“大人”にも、高校時代には迷いや悩みがあったみたい…。
今回は人気シューフィッターをしている大人に密着!
シューフィッターってどんな仕事?どんなきっかけで働くことにしたの?
知ることで、みんなの進路選択の参考になるかも!ぜひ最後まで読んでみてね。
目次
“絶望”が未来のカギに!シューフィッター・江尻さんの過去に迫る

江尻優和さん(25歳)
大学でスポーツを科学的に学び、石井スポーツに入社し3年。
JAFT認定スポーツシューフィッターとして絶賛活躍中!
お客さんが一足を決めるのに、長いときは1時間以上! 足のサイズを計測し、素足に触れて、関節の動きや歪みの有無をチェックする。
靴の悩みも聞いて“理想の一足”を導き出すのが、スポーツシューフィッターの資格を持つ江尻さんの仕事!
漫画『SLAM DUNK』に描かれるバスケットシューズのデザインにときめき、中学からバスケットボール部へ。
ところが高校ではケガの連続で…。
いったい、江尻さんはそこからどうやって今の天職についたの?
【17歳・高2】バスケで大ケガ3連チャン!失意の中で見た光
練習中に体がぶつかり膝を損傷。合宿では足首靱帯を断絶し、足底腱鞘炎も慢性化…。練習中はボールを磨くだけの辛い日々だった。
「でもドクターの助言で20〜30g重い靴に変えたら調子が上向きに!」。デザインじゃなく、足に合った靴選びの重要性を痛感!

「長身のぼくは体をぶつけ合うことが多いセン ターポジションで、ケガと隣り合わせでした」
足首を何度も故障。「今のままでは足が壊れる」と医師から言われた。
靴とインソールでパフォ ーマンスが変わることを 知ったこのバッシュこそ、「ぼくの原点」
【18歳・高3】ケガに悩む人の力に!大学でスポーツ学を学びたいと決意
進路指導の先生と“自分の好き”を分析し、大学も運動で充実させたい気持ちが明確になった。
「運動生理学でケガの原因もわかる」と言われスポーツ科学の学部へ進むことに!
ケガの経験から人の役に立ちたい思いもあった。
大学では専門知識をインプットし、リハビリをする身体で身をもって学習した
【25歳・現在】赤ちゃんからランナーまで!“理想の靴”をナビゲート
大好きなスポーツにかかわる仕事をしたくて、アウトドア用品やスポーツシューズの専門店に就職、会社の勧めでスポーツシューフィッターになった。
ケガに悩んだ経験は今、財産。顧客の健康寿命を延ばす靴選びに役立っている。
「学べば学ぶほど奥深い世界でますます仕事にハマりそうです」
天職についた今でも、江尻さんは仕事にのめり込んでいる。
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そのまま好きを追っかけた先に天職がある!
ケガなどの挫折は一見マイナスに感じるかもしれないけど、江尻さんみたいにそれが夢のきっかけになることもある!
みんなも日常の中で苦手なことやしんどいことがあっても、それが夢への入り口になる可能性があるから、いろんな角度で物事を見てみてね。
私の“未来の種”は高3。卒業に向けて書いた短文について、隣の席の子が
「こういう文章好き」と言ってくれたのがきっかけで編集・ライターに。
From スタサプ編集部
Text/Ayako Chidani
Photo/Keisuke Yasuda
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