高2からでも遅くない!野津山幸宏さんが「声優」の夢をかなえるまでStory

アニメ、ゲーム、洋画の吹き替え、ライブなど幅広く活躍する声優・野津山幸宏さん。高校卒業後に声優の養成校へ通い、まだ上京したての新人時代にヒット作『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』に抜擢され、ブレイクした。

今回は高校時代に遡って、どのような道のりで声優になったのか、声優ってどんな仕事なのか…etc.インタビュー。この業界を目指す人はもちろんのこと、さまざまな夢に向かって迷える高校生たちの“背中を押すヒント”がいっぱい!ぜひ最後まで読んでみてね。

プロフィール:野津山幸宏
大阪の声優養成校に2年間通い、校内で行われた卒業前オーディションで事務所預かりとなり上京。代表作はアニメ『東京リベンジャーズ』林良平役、『終末のワルキューレ』ヘイムダル役、『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』有栖川帝統役、ゲーム『アヴェウムの騎士団』ジャック役(主役)、『カードファイト!!ヴァンガードエクス』士導イズル役(主役)、吹き替え『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』ボビー・ブラウン役など。ステイラック所属。

高2の4月、演技経験ゼロから声優を目指す!

高校時代のショット。友人たちから誕生祝いのセーターをもらってポーズ

ある日、テレビのバラエティ番組で夢発見!

おしゃべり大好きな野津山さんは小学生のころから先生のものまねをしては周囲を笑わせ、ものまね芸人にあこがれた。しかし母からは「声の仕事ならアナウンサーはどう?」と勧められ、その気になって大学進学率の高い高校へ。クラスでは運動部で活躍するグループとも、アニメ大好きグループとも仲が良く、女子からは「良いお父さんになりそう」と言われるキャラ。学校生活は楽しかったけれど勉強地獄には耐えきれず、ついにはアナウンサーになる夢もあきらめてしまう…。そんなある日、テレビに映るものまね芸にほれぼれ。その人を調べると…何と声優。「オレ声優になってものまねやる!」と高2の4月に言い出した。

圧倒的行動力!夢発見から1カ月後に進路を決める

 さっそく声優を養成する学校探しを始め、1カ月後には、在学中に現場で学べるインターンシップが豊富で、卒業前に多数の事務所オーディションを受けられる地元の声優養成校にねらいを定めた。「大学で演劇を学ぶ道も検討したけれど、あえて声優養成に特化した学校を選んで退路を断ちました」と、当時の覚悟を振り返る。学校探しと同時に独学としてアニメ鑑賞もスタート。成長の過程でしばらくアニメから遠ざかっていた野津山さんは、まずはアニメが深夜放送されていることに驚き、さらに1人の声優が作品ごとに違うキャラクターを演じていることに、何とこのタイミングで気づいて感激!声優という職業にますます魅せられていく。そしてAO入試で受験。AO入試特典を利用して高3から声優養成校に通ってレッスンを始めた。

高校を卒業し、声優になるための濃密レッスン@2年間

左)校内イベントで友人と漫才を披露して受賞 右)舞台発表後の打ち上げも楽しい思い出。

感情開放やアフレコ…表現するって楽しい!

 地元の声優養成校へ通い始めた野津山さん。演劇部にも所属したことがないまったくの未経験だったが、発声基礎・アクセントやイントネーション・感情開放・演技・アフレコ・ダンス・ボーカルなど多彩なレッスンにのめり込んでいく。「やってみて初めて、自分がやりたかったことってコレだったんだ、と気づいたんです」。全国から集まった声優を目指す仲間とは、時にぶつかり合いながら切磋琢磨。今もお付き合いが続く財産のような出会いにも恵まれた。

毎日違う“声優の仕事”はエキサイティング!

『第十三回声優アワード』で歌唱賞を受賞。(C)声優アワード実行委員会
どの現場でも朗らかな野津山さん

20歳で上京してデビュー!多彩な仕事に挑戦

事務所預かりとなり、大阪から夜行バスで上京した野津山さんは、早くも人気作に抜擢された。「高2の時、演劇系の大学も考えたけれど退路を断って正解でした。4年通っていたら“ヒプマイ”は始まっていたから」。デビュー後はアニメ、ゲーム、洋画、ドラマCD、音楽活動、イベント出演など幅広く活躍。「毎回違うスタジオ、違う作品、違う共演者との出会いがあり刺激的なお仕事です」と野津山さん。「夢はアニメの主役!ラジオ番組もやりたいし、ものまね番組出演も密かにねらっています(笑)」。

撮影の裏側の写真を大公開!インタビュー&撮影は、ナレーションなどの収録が行われているスタジオにて行ったよ。高校時代まで遡ってうかがったお話はラジオの生放送を聴いているかのようなおもしろさで、笑いっぱなし!撮影ではワイルドな声も聴かせてくださり、すっかりスタッフみんなの推しに!
 
 

Edit & Text / Ayako Chidani, Photograph / Keisuke Yasuda

※2026年5月更新