女子高生約4人に1人がLINEアカウントを作り直す理由とは?

いまや高校生のほとんどが使っている「LINE」。

 

メールのようなやりとりだけでなく、タイムラインに日記を書いたり、ゲームをしたり、友だちや部活の仲間でグループをつくったりと、欠かせないツールになっている。

 

しかし、株式会社リビジェンの高校生調査(女子高生100人)によれば女子高生の約4人に1人がLINEのアカウントを作り直したことがあるという。その理由はなんだろう?

 

■LINEのアカウントを作りなおしたことがある女子高生は約4人に1人

 

株式会社リビジェンが女子高生を対象に行った調査によれば、ここ数年の間にLINEのアカウントを作り直したことが「ある」と答えた割合は26%となった。その理由として挙げられたものの中に「友達をリセットしたかった」や「知り合いの人の「友だち」に自分が入っているのが嫌だったから」といった解答があった。

 

LINEは便利なコミュニケーションツールだが、その一方で最近は"LINE疲れ"を感じているユーザーも多いと言われている。最近よく耳にする「KS」は、トークに既読マークが付いているのに返事が来ない「既読スルー」を意味する言葉だ。手軽にコミュニケーションが取れる反面、返事が返ってこないことに不安を感じたり、必ずトークを読んだら返事をしなければならないプレッシャーを感じたりして、それが疲れるというのだ。きっと「わかる」と思う人も多いのではないだろうか。

 

今回の調査では、そんな"LINE疲れ"が数字やリアルな回答で明らかになったとも言えるだろう。調査結果では、アカウントを作りなおしたと答えた26%の、作りなおした理由の割合については触れていないが、フリーコメントにもあるようにアカウントを消すことで、面倒になった友人関係をリセットするという行動にあらわれているものが挙げられていた。

 

■多様化するSNSツール、mixiは「利用していない」が58%

 

調査では、LINEだけでなくTwitterやFacebookといったSNSの利用状況についても発表されている。それによれば、女子高生における各SNSサービスの利用割合は、twitterが88%、Facebookが53%、mixiが42%という結果だった(いずれも全回答から「利用していない」の回答を引いた割合)。

 

twitterアカウントを作りなおしたことがあると答えた人は全体の28%だった。その理由として「学校の友達にアカウントがバレたから」「方向性を変えたかったから」など、友だちに内緒でつぶやいていたり、キャラを作ってつぶやいていたりしていることを思わせる理由が挙げられているのが特徴的だ。

 

twitterの利用については、飲食店やコンビニで、アイスケースに入ったり、商品で遊んでいる写真を掲載し、それがあっという間に拡散して炎上、問題になるケースが多発したが、アカウントを作りなおした理由に「先輩にばれそうになったから(部活でTwitter禁止なので)」というものもあり、学校や部活によってはtwitterが禁止されているところもあるようだ。

 

■SNSの利用状況の変化は早い

 

そのほかに気になるのは日本国内のSNSサービスの中でも1番の利用者シェアを保有していたmixiが、twitterやFacebookよりもシェアが低い結果となっていたこと。

 

mixi、LINE、twitter、Facebook…と、さまざまなSNSサービスが生まれ、急速に広まったかと思えば、mixiのようにシェアが下がったり、LINEのようにコミュニケーション疲れを来したりと、利用状況も急速に変化している。

 

上手に使えば、便利なコミュニケーションツールになるSNSだが、使い方を間違えて失敗したり、逆に不安を感じたりと、ツールに足元をすくわれないようにする「リテラシー」を高めることが大事そうだ。
 
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【調査概要】
調査手法:スマホリサーチ(スマートフォンを使用したインターネット調査)
調査対象:全国の女子高生(スマートサーベイモニター会員)
有効回答数:100サンプル
調査期間:2013年11月25日〜11月26日
調査結果
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