YOASOBIスペシャルインタビュー 『一歩踏み出すための“初期衝動”と“1秒の勇気”』


JKDKのプレイリストを席巻中のYOASOBIにスタサプ編集部がインタビュー!

夢をかなえるには?迷ったときはどうする?

現在進行形で夢を実現中の二人に聞いたアドバイスを参考に、受験を乗り越えて!
Profile
コンポーザーのAyase(写真左)、ボーカルのikura(写真右)からなる「小説を音楽にするユニット」。

デビュー曲「夜に駆ける」はBillboard Japan Hot 100やオリコン週間合算シングルランキングで1位を獲得し、YouTubeやストリーミング再生回数は合計3億回を突破。原作小説の書籍化や映画化も発表し、さらに活躍の幅を広げている。


バンドにオーディション…音楽漬けの高校時代

小さいころから音楽が大好きだったというAyaseさんとikuraさん。

そんな二人がどんな高校時代を過ごしていたか聞いてみた。




軽音部に入ってバンドを立ち上げて、ライブハウスでも活動(Ayaseさん)

 

中2のときに、いろんな曲を聞き漁るなかでマキシマム ザ ホルモンさんにハマって、バンドのボーカルをやりたい!って思ったんです。

それで高校に入ってからバンドを始めました。

バンドのリーダーとして引っ張っていくのは大変だったし、当時は辛いことしかなかったけど、その後も大好きな音楽をやり続けて今がある。だからあのとき、バンドをやっててよかった!としか思えない。

歌手を目指してあらゆるオーディションを受けまくる(ikuraさん)

 

アンサンブル部でトランペットを担当しながら副部長をしてました。

みんなをまとめたりするのが好きで体育祭や文化祭も積極的に参加するタイプ。

夢は歌手になることで、小さいころから24時間歌を歌っているくらい音楽が好き。だから自分の進路にも積極的でとにかくあらゆるオーディションを受けまくってました。

最初はWEB審査で顔出しがあったので友達にどう思われるかなとか不安になったけど、やらなかったら一生後悔するなって思って踏み出しました。 

夢をかなえたいなら、少しだけ“ASOBI”をもつ

デビュー時から「小説を音楽にする」という独自のスタイルを貫いているYOASOBI。

発表される楽曲は背景にあるストーリーも違えば、曲調も異なる。

そんな新しいジャンルに次々に挑戦できる秘密は、力みすぎず自分の中にちょっとだけ“あそび”をもつことみたい。






ビッグマウス上等

Ayase: 何でも言ってみることは大事。ある意味、ぼくはずっとビッグマウスでした(笑)。

最初はちょっと勇気がいるかもしれないけど、一度口に出しちゃうと“言ってできなかったらダサいよね”って。

自分にいい意味でプレッシャーをかけるつもりでやってみて。

ikura: 言うことで応援してもらたり味方になってくれることは多いと思う!

YOASOBIになってからも、好きなものを積極的に発信していたら、それにまつわるお話をいただいたこともあって、やったー!って(笑)。

ムリかも?って思うことも、周りに言い続けて。それが夢をかなえる一歩になるかも。






1秒だけ勇気を出してみる

Ayase: やってみて失敗して失うモノってどれくらいあるんだろう?だったらやっちゃえ!って思いますね。

自分の衝動に従って動くって大事だと思う。ikuraちゃんも同じタイプじゃない?

ikura: うん。行動せずに後悔するのは怖いって思っちゃう。

中学生のときに友達に“勇気一秒、後悔一生”って言葉を教えてもらって、その言葉がずっと自分の中にあるんです。

行動しないと選択肢って生まれないと思うから。






誰かと一緒にゲーム感覚で始めてみる

Ayase: 実は今、5キロくらい太ってしまったんです。怠惰な習慣はカンタンに身に付くなあって(笑)。

そういうときは、一人でダイエットを頑張るんじゃなくて、誰かと一緒に遊びの感覚で鍛え上げるほうががいいんじゃないかって思うんですよ。

YOASOBIもikuraちゃんやたくさんのスタッフなど、チームだからできることがたくさんある。

しんどいときは声を上げて周りをどんどん頼っていいと思う。

ikura: 私も最近、練習のしすぎでボイトレの先生に怒られてしまったんですが、それが練習のしかたを考えるきっかけになった。

人の意見を聞いたり、周りの方に力を借りることで、解決策がみつかったこともたくさんあるし、何より自分の幅が広がっていくはず!

転んでも、歩き続けるコツ

新しいことにチャレンジしたり環境を変えたりするときは、もちろんいいことばかりじゃない。

それでも、二人が前に進むためにやっていることって?






失敗に思えても、行動し続ければ「成功」になる(Ayaseさん)

高校時代にやってたバンドは大変なことも多かったけど、後から考えれば音楽の道に進むきっかけになった。

その後もボカロでの曲作りを始めたり、「好きなものは好き」って言い続けて、自分なりに大好きな音楽をやり続けてきたからこそ、当時は失敗だと感じた経験も、「よかったこと」に変えることができたと思うんですよ。

何ごともやる前にはイメトレ!そして適度に休もう(ikuraさん)

練習しすぎて喉を傷めたとき、歌う前にひたすらイメトレしてから歌う方法に切り替えたんです。

練習はもちろん大事なんだけど、やり方を工夫して自分がいい状態でいることが必要なんだって、失敗して気づけたんですね。

そして疲れたらちゃんと休憩して、自分を休ませることも大事!

YOASOBIからの直筆メッセージ

受験勉強や卒業後の新しい生活に向けて頑張るみんなに、YOASOBIの二人からメッセージをもらったよ。

YOASOBIスペシャルインタビュー 前に踏み出す“初期衝動”と“1秒の勇気”
NEW RELEASE!!
YOASOBI 1st EP  『THE BOOK』

既存曲に加え新曲も収録した初のCD。繊細な歌声とメロディーが高校生の気持ちに寄り添いながら背中を押してくれる。



新しいことにチャレンジしたり、決断するのは勇気がいるけど、“楽しそう”っていう初期衝動や、“たった1秒の勇気”が選択肢や未来を広げてくれるのかも。YOASOBIの二人からのメッセージをお守りにして、肩の力を抜いて受験本番を迎えられますように…!

取材・文・構成/中尾美幸(本誌)撮影/杉江拓哉(TRON)ヘア&メイク/なかやすゆうか スタイリング/藤本大輔(tas)

取材協力/《Ayaseさん》JieDa(KIKUNOBU TOKYO*03-6455-0535),YOAK(HEMT PR*03-6721-0882)《ikuraさん》0658(*06-6568-9862),critical:labo(PR01.*03-5774-1420)