「飽きちゃってもいい。好奇心を大事に行動しよう」今田美桜さんから高校生へのメッセージ
今、注目度No.1の女優、今田美桜さんにインタビュー!これから進路を考える高校生のみんなに向け、 自身の高校時代を振り返りながらアドバイスをもらったよ。
自分の「好き」の見つけ方、将来を考える際に大事なことetc.…
自身も進路では悩みまくったという今田さんからみんなへの想い。届けっ!
1997年3月5日生まれ、福岡県出身。ユニクロ、パンテーンなどの広告や『日曜 劇場 半沢直樹』の出演のほか、話題のドラマや映画を中心に活躍中。
まずは、高校時代、どんな思いで女優になろうと決断したか、またその夢をどうやって周りに伝えたか、聞いてみたよ。
家族が心配して反対するのもわかる…でも、自分で考えて決めました
私の高校時代といえば、もうめちゃめちゃ将来に迷ってました。芸能のお仕事をしていきたいと思ったのは、高校3年生の時。
でも家族からは「大学に行ってほしい」と反対されていて...ずっと悩んで悩んで考えた結果、自分の夢を大事にしたかったので、決断できました。
それまでだったら自分のことを決めるときも、家族に反対されたらすぐにあきらめちゃってたんです。
自分の意見を通すのってちょっとめんどくさいし「じゃあもういい!」って。
でもこの時は違いました。自分の進路って自分の長い人生にかかわることだから。
この時、自分で考えて決断して良かったなって今でも思っています。
自分の正直な気持ち…家族には言い出しづらかった
将来やりたいことを、最初は家族にもなかなか言えませんでした。でも、やっぱりちゃんと言わなきゃ!と、まずは担任の先生へ相談。
私の本気の思いをわかってもらえたのは心強かったですね。
三者面談のときには、先生が一緒に母へ説明をしてくれたことも。
ひとりで考えるのも大事だけど、先生や信頼できる方に相談してみるのも、自分の考えが整理できていいと思います。
進路について、家族の考えと自分の考えが違うと、すごく心が揺れると思うんです。
でも、自分の考えをしっかり伝えればわかってくれると思いますよ!
私は最終的に、22歳までにうまくいかなかったらやめると期限を決めたことで納得してくれたのですが、今では私のお仕事を応援してくれて「あの時あなたを信じて良かったよ」と言ってくれています。
気持ちを伝えることをあきらめなかったからこそ、今の自分がいるんだなって思えますね。
●from 悩める高校生:「教えて!美桜センパイ。」●
進路に悩む高校生たちのお悩みを、自分の経験をふまえて真剣に考えて答えてくれたよ。
進路について反対されたり悩んだりしたけど、自分で決断して今ではしっかり夢をつかみ取った美桜センパイのアドバイス、ぜひぜひ参考にして!
いま高2で、そろそろ進路を決めなきゃとは思うけど、
将来なりたいものがないよー
今はまだ、なくても大丈夫。
まずは、ぽわーんと妄想してみよう
ただ、家族ともいろいろ話しながら、管理栄養士さんもいいな、保育士さんも興味あるな、オフィスで働くのもかっこいいな!ってドラマを見て妄想したり...。
なりたいものがなくても、あんなふうに働くのって憧れるとか、かっこいいとか軽い気持ちで、まずは漠然としててもいいから考えるだけでもいいんじゃないかな。
やりたいことを見つけようって言われても
何からやっていいのかわからない…
新しい場所や、新しい人と会うと
ヒントがもらえるかも
私も趣味がなかったし、毎日友達と遊んで、プリクラ撮ったりファミレスで長時間しゃべってるだけで楽しかったので、やりたいことや勉強したいことって何?という感じでした。
でも、私がちょっとだけ変わりはじめたのは、オーディションを受けに初めての東京に行ったこと!
ずっと地元の福岡にいたので、見慣れた場所とは違う景色やそこにいる人たちに、かなり刺激を受け「やっぱり女優の仕事がしたい」と思うようになりました。
行ったことのない場所や、会ったことのない人、新しい出会いから思わぬヒントがあるかも。
最後に、みんなへのメッセージをもらったよ!
飽きちゃってもいい。少しの好奇心を大事に一歩行動しよう
私、実はすごく飽きっぽいんです。料理に興味をもって本を何冊も買ったり、調理グッズをそろえて始めてはみたけど、いつの間にかやらなくなっていたり...(汗)。
「飽きっぽい」ってあんまり良い意味で使われないですが、少しでも好奇心をもったらすぐに試してみて、やっぱり違った!向いてなかった!って気づけるのって、いいんじゃないかと思うんですよね。
ポジティブすぎ?(笑)
でも何もしないより全然いいんじゃないかな。
今はインターネットもあるからちょっとでも興味もったら、調べるだけでもいい。
そういう簡単なことだけをできるだけでもすごいと思うので、ちょっとした好奇心を大切にして、軽い気持ちでいろいろとやってみてほしいなって思います。
現在映画やドラマで大活躍中の今田さんも、進路のことではいっぱい悩んで考えたというJK時代。
でもそうして考えて行動したからこそ今がある。
みんなも自分の興味や好奇心を大切に、自分の可能性を広げまくっていこう!
Text・Edit / Noriko Taki ,
Design / Yujirou Suga(ma-h gra),
Photographer / Yuuki Igarash(i TRON)
Hair&Make / Aiko Tokashiki ,
Styling / Hitoko Goto
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衣裳:ニット2万8000円 ダブルスタンダードクロージング(フィルム)、
パンツ(ベルト付)1万5000円 AMER(I Ameri VINTAGE)
問い合わせ:Ameri VINTAGE(AMERI) 03-6712-7887
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