ツイッターからメジャーデビュー!現役高校生・竹友あつきとは?
今年4月にメジャーデビューした高校生シンガーソングライター・竹友あつきさん(18)って、知ってる?
デビューシングル『17歳』は、大人になることへの不安、友達の中にいても感じる孤独感など、高校生なら誰もが直面する悩みをやさしいメロディで歌った楽曲。
そのPVはYouTubeで再生回数15万回以上を記録しており、「高校生の気持ちがすごく表れている」「歌詞が心に響く」と、同世代から支持を受けているのだ。
そんな彼のデビューのきっかけは、なんとTwitter! 詳しいいきさつを竹友さん本人に聞いた!
■大好きなアーティストに自分の音楽を認めてもらいたかった
「僕は、昔から歌手になりたくて中2の時から曲を作り始めたんですけど、作っているうちに『あこがれの人に自分の存在を知ってもらいたい』と思うようになったんです。それで中学卒業のころに、歌手の高橋優さんやHYさんをプロデュースしている音楽プロデューサーの浅田信一さんに『自分の曲を聴いてほしい』というツイートを送りました。ただ、その時は浅田さんにフォローもされてなかったので、返事が来るなんて思ってませんでした。でも、1週間後に『曲を送ってきなよ』というダイレクトメールが届いたんです! 本当にビックリしましたね。すぐに曲をYouTubeにアップして、そのURLを送りました」
その後、数カ月間は浅田さんからの連絡は途絶えてしまったが、竹友さんは曲を作って送り続けたそう。
「送った曲がダメだったのかもしれないという不安はありましたが、それよりも『とめどなく浮かんでくる曲を聴いてほしい』という想いのほうが強かったんですよね。僕は、もともと人見知りでそんなに友達が多いほうじゃなかったので、なんとなくみんなと馴染めない孤独感とか、周りに『普通』って言われてしまうことへの苛立ちとか、どうにもならない想いがたくさんあったんです。そういう悩みを友達に話すことができなかったので、曲にして発散していたんだと思います」
そんなリアルな心の声が70曲ものオリジナルソングを生み出したというからすごい! そして遂に、高1になった竹友さんに転機が!
「高1の秋ぐらいに、浅田さんからTwitterにダイレクトメールが届いて『今度会おうよ』と言われたんです! それで会ってみたら『とりあえずプロレベルの曲を作れるように育てていくから』って言ってくださって、浅田さんのアドバイスを受けながら曲を作っていくことになったんです。『曲作りのためには、洋楽も聴いたほうがいい』と海外のバンドを教えてくれたり、『もっと具体的なエピソードを歌詞に入れないと、共感してもらえないよ』と注意を受けたり…あこがれの人と音楽制作ができるなんて本当に夢みたいで、ワクワクしました」
■『ひとりじゃない』というメッセージを伝えたい!
現在は高校生活のかたわら、ライヴイベントやラジオなどに出演し、プロのシンガーとして忙しい生活を送る竹友さん。彼が音楽で伝えたいこととは?
「自分の曲を聴いてくれた人からTwitterなどで『私も同じ悩みを抱えてました』というコメントをもらって、『自分だけが悩んでるんじゃないんだ』と思えました。だからこそ僕は、聴く人が『ひとりじゃないんだ』と思ってくれるような歌を届け続けたいと思っています!」
ちょっとしたきっかけと、その後のあきらめない努力が実り、大きな夢を実現させた竹友さん。自分自身の弱さもかっこ悪さもさらけ出した彼の音楽は、高校生の胸に深く響き続けるに違いない…!
***CD情報
竹友あつき 2ndミニアルバム『未来ライン』(全7曲収録)、1stミニアルバム『17歳』(全7曲収録)発売中。
***ライヴ情報
12月17日(水)@横浜BAYSIS(開場17:30/開演18:00)
12月23日(火・祝)@名古屋E.L.L(開場17:00/開演17:30)