卒業式・入学式で使える! カメラマンに聞いた集合写真のコツ
2月2日から、写真家のマルコ(MARCO)による「ラブリーヒッキー」写真展が開催される。モデル、女優ら10人のポートレート作品が展示される予定だ。
写真といえば、みんなもこれから卒業式や入学式などで、撮ったり撮られたりという機会が増えることだろう。そこで今回は、プロのカメラマンに集合写真の写りが良くなるコツを聞いたので、ポイントごとにご紹介しよう。
お答えいただいたのは、雑誌『オレンジページ』や広告などで活躍する、プロカメラマンの菊田香太郎さん。
■立ち位置
センターは背の小さい人、端は大きい人!
「一列に並んで撮影する場合、センターには背の小さい人を並べ、両端に向かってだんだんと背が大きい人を並べるようにしましょう。こうすると個々の顔に視線がいきやすくなり、全体的にも美しい写真になります」
■光の加減
逆光を避ける。感度を上げる。
「屋外での撮影では逆光は避けたいところ。太陽光というのは思いのほか強く、顔に濃い影が落ちやすいため、せっかくいい表情でも暗くなってしまいます。また屋内では、明るさにもよりますが、カメラの感度をちょっと上げて撮ってみましょう。オートで撮影する人がほとんどだと思いますが、感度を上げることでやや暗い場所でも、みんなの顔をきれいにはっきりと撮ることができます」
■ポーズ
あごは下げずに真っ直ぐか、やや上げ気味で!
「カメラに写る時は、あごは下げずに真っ直ぐか、ちょっと上げ気味にすると良いでしょう。目を大きく見せたいために、顔を下げる人がいますが、顔色が暗く写ってしまうという問題が」
■番外編
目立ちたいなら、列の前で寝そべること!
「“写りが良い”とは別ですが、集合写真で目立ちたいなら、最前列に寝そべったり、ジャンプすると良いと思います。それが恥ずかしければ、みんなと少しでも違うポーズを取る。必ず最初に目がいきます」
卒業式や入学式は一生残る思い出。集合写真には全員いい顔で写りたいものだ。最高の瞬間を、しっかりと“記録”しよう。