希望ヶ丘高校パントマイム部はプロ顔負けの本格派!?

神奈川県にある希望ヶ丘高校には、全国でも珍しい「パントマイム部」があるという。

 

そこで、いったいどんな活動をしているのかを、見学させてもらうことに!

 

早速、パントマイム部が活動しているという部室の外にある広いスペースに行ってみると…鏡の前で練習している部員を発見!

 

“横風にあおられて傘が飛ばされそうな人”や“操り人形のように手足をだらんと下げている人” “重すぎるカバンを動かせなくなった人”など、本格的なパフォーマンスの真っ最中。その技術の高さにびっくり! 

 

希望ヶ丘高校パントマイム部はプロ顔負けの本格派!?

 

希望ヶ丘高校パントマイム部はプロ顔負けの本格派!?

 

希望ヶ丘高校パントマイム部はプロ顔負けの本格派!?

 

皆さんやはり入部前からパントマイムの経験が…?

 

「いえいえ、部員のほとんどが、入部してから始めました。僕も全くの未経験だったのですが、新入生歓迎会で初めて部のパフォーマンスを見た時、『かっこいい! 僕もやってみたい!』と感動して入部を決めました」(2年生部長・原くん)

 

希望ヶ丘高校のパントマイム部は、部員数40名ほどの大所帯。その人数を生かして、何十人もの生徒がステージ上で同時にパントマイムを行うのが特徴だという。息の合った迫力のパフォーマンスは地元でも有名で、イベントに呼ばれることも多いのだとか!

 
 

■門外不出! 受け継がれるパントマイム技術

 

そんな本格的なパントマイムの技術は、どうやって身につけているの? 

 

「うちの部には、先輩から代々受け継がれている独自の練習方法が映像で残されているんです。パントマイムには、重力に逆らっているように見せたり、ありえない方向に首や手足が曲がっているように見せる不思議な動きが多いのですが、そういった技の練習法を動画で見ることができるんです。技のコツや習得方法は、希望ヶ丘高校パントマイム部独自のものなので、たとえクラスメイトであっても教えてはいけない決まりなんですよ」(原くん)

 

すごい! そんな“極秘映像”があるんだ! それをもとに、日々の部活動ではコツコツと個人で技を磨き続けるという。

 

「1年生はまず、『壁』や『エスカレーター』などの基本となる技を練習します。目の前に壁があるように見せるため、何度も何度も手のひらを前に突き出しては押したり引いたり…と練習を繰り返します。それを動画で撮影して、自分で修正点を見つけたり先輩に相談したりしながら技術を磨いていくんです。一つの動きを習得するのに3、4カ月かかることもありますね」(2年生・塚本くん)

 

希望ヶ丘高校パントマイム部はプロ顔負けの本格派!?

 
 

■最高の演技をするために指先まで集中!

 

最後に、そんなパントマイムの魅力を聞いてみた!

 

「パントマイムは、言葉を発さずに、体と小道具だけで状況や感情を伝えなければいけないので、顔の表情、指先、足先まですべての神経を集中させないと成功しないんです。とても難しい世界なんですけど、その分、演技を終えた時はなんとも言えない爽快感があるんです!」(2年生・小金井くん)

 

希望ヶ丘高校パントマイム部はプロ顔負けの本格派!?

 

彼らのパフォーマンスは6月に行われる文化祭で見ることができるそう。希望ヶ丘高校パントマイム部の“秘技”を、ぜひ一度見に行ってみては?