ナノサイエンス学科で知識と技術を身につけ、総合試験研究事業でお客様の困り事を聞いて適切な試験・分析の提案から結果の報告までを行う技術職として働く園田さん。今の仕事に活きている大学での学びを伺いました。
ナノサイエンス学科では、化学を中心に新素材・環境・バイオ等の幅広い分野を学びました。コベルコ科研では、化学分析はもちろん、物理解析や機械試験などの様々な分析・試験を行うため多くの知識が必要で、まさに大学での経験と知識が役に立っています。また学生実験も多く、自分が欲しい結果を得るためにどのような実験や準備を行えばよいのかを考える力が身につき、グループメンバーとのコミュニケーション能力も培われました。
オープンキャンパスのスタッフ(SAGAS)として1年目は何も分からず指示通りに仕事をしましたが、2年目と3年目は部署リーダーを務めました。大学内を案内する部署だったので、案内の練習などメンバーにとって良いと思うことを自ら考え行動しました。また、リーダーとして準備期間や当日のスケジュール管理、自・他部署のメンバーの行動全体を確認して指示を出すなど、1年時とは異なり主体的な行動ができるようになったと思います。
授業で幅広く材料分野を学んだことは、入社後の専門知識の基礎となっています。また、学生実験で自ら考えた経験は、現在の試験や分析を行う上で、お客様が求められている結果を得るためにはどのような試験を行うべきかを考える力につながっています。さらにオープンキャンパススタッフとしての学びは、コミュニケーションの重要性や、複数の仕事を同時に進める際の全体の工程確認やスケジュール管理能力に活きていると感じます。