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  • 濱田 彬裕さん(コンピュータサイエンス学部/システムエンジニア(SE))

私立大学/東京

トウキョウコウカダイガク

南極という環境で自分の可能性が広がりました

先輩の仕事紹介

「第55次日本南極地域観測隊」に参加!刺激的な日々を過ごしました!

システムエンジニア(SE)
コンピュータサイエンス学部/2008年3月卒
濱田 彬裕さん

この仕事や研究の魅力・やりがい

東京工科大学を卒業後、KDDIに入社しました。社内公募で選抜され、2013年7月1日から2015年3月末の期間、「第55次日本南極地域観測隊」に参加しました。南極観測隊は国立極地研究所に所属し、南極地域での様々な観測活動を通じた地球環境の解析等を目的としています。私は隊内の「LAN・インテルサット」部門を担当し、南極の昭和基地から日本国内または世界を繋ぐインターネット通信環境の運用保守を務めました。加えて隊員のパソコン等のOAサポート、衛星通信を介した国内小中学校との南極教室の機器サポート等を幅広く手掛けました。世界の果てでも通信を届けること、それを維持し続けることが一番のやりがいでした。

この分野・仕事を選んだきっかけ

卒業後に入社したKDDIでは、au携帯電話設備を運用保守する部門に所属しました。「KDDIでは南極に行ける機会がある」という一言を聞いたのは、所属後の面談の時です。最初は心の片隅に留める程度でしたが、自分がどこまでできるのか試したいという気持ちが大きくなり、このチャンスを生かそうと奮起しました。南極でのタスクに欠かせない衛星通信の知識や技術の修得に注力し、南極地域観測隊の社内公募に応募し、選抜されました。こんな貴重な機会に出合えたのは、今考えれば「運命」のようなものだと思います。私にチャンスを与え、南極での経験を積ませてくれた会社、そして、その下地を作ってくれた東京工科大学に感謝しています。

業界ココだけ話!

南極観測隊は観測部門と設営部門から構成されます。観測部門は、宇宙・地質・地学・動物等の研究・観測をする部門。設営部門は、観測部門及び隊員が業務・生活をするためのあらゆるサポートを行う部門で、通信・建築・機械・調理・医療・野外観測支援等の担当者が活躍しています。私は設営部門の一員として、隊員がネットやメールを使用できるよう通信環境を守り続けることを主業務としていました。また主業務に限らず、野外活動時のサポート、ブリザード後の途方もない除雪作業、建物の建造等、幅広い経験を得ました。時には雪上車を運転したり、ペンギンの群れに遭遇したり、幻想的なオーロラを見たりと非現実的な日々を送ってきました。

濱田 彬裕さん

KDDI株式会社勤務/コンピュータサイエンス学部/2008年3月卒/東京工科大学を卒業後、KDDIに入社。大学で培ったITスキルを武器に社内の運用保守業務に5年間従事。2013年にKDDI代表として出向先の国立極地研究所にある南極地域観測隊「LAN・インテルサット」という部門に所属し、越冬隊員として昭和基地に派遣。「LAN・インテルサット」は昭和基地の通信環境を守る重要な部門であり、昭和基地内及び昭和基地と日本・世界を繋ぐネットワーク全般の運用保守を経験した。南極勤務は社内でも非常に人気があり、濱田さんは高い倍率を勝ち抜き南極観測隊のポジションを獲得。2015年3月末帰国。帰国後も南極観測隊派遣に関わる部署で支援業務を継続している。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

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