小児専門病院で、受付や会計、診察室業務など、幅広い仕事に携わっています。シフトによってその日に担当する仕事は異なります。受付・会計では保護者の方の応対が中心。診察室業務では患者様の名前を呼んで診察室に誘導したり、診察時にドクターが診察しやすいようにサポートしたり、体重を測ったりしています。患者様はお子様なので、不安を取り除いてあげるのも私たちの仕事。積極的に声がけをしたり、笑顔での応対を心がけています。お子様や保護者様からの「ありがとう」という感謝の言葉に、やりがいを感じています。
子ども病院を舞台にした医療ドラマを観て「子どもと関わる仕事がしたい、医療機関で働きたい」と思うようになりました。また、「病院は怖いところ」というイメージを持っている子どもたちを変えてあげたいと思いました。現在の勤務先に出会えたのは、医療保育科の同級生が見学に行ったことで、病院の方が学校のことを気に入ってくださり、求人を出してくださったのがきっかけでした。私はもともと、入院施設のある子ども病院への就職を希望していたのですが、クリニックとは違い、病院数が少なく、なかなか求人に巡り合えなかったんです。ですから、見学に行ってくれた同級生にはとても感謝しています。
受付では多くの方と接したり、電話での応対もあるので、敬語や言葉遣いを学べたことは大いに役に立っています。また、保険の知識や専門用語もしっかり学んでいてよかったと思います。勉強以外でも、オープンキャンパススタッフを経験したことで、初対面の人ともスムーズにコミュニケーションできるようになったことは、今の仕事で大いに活かせていると思います。就活でとくに大変だったのは面接。いろいろ考えて準備していましたが、実際の面接では、準備していたこととは違う質問をされ、それに一生懸命答えていました。ただ、先生にアドバイスしていただいた笑顔と姿勢だけは、初めから終わりまで意識して臨み、それが就職へと結びつきました。
社会医療法人 真美会 中野こども病院 勤務/医療秘書科 小児クラークコース/2018年3月卒/専門学校入学当時は、医療業界のことを全く分からなかったという杵川さん。優しい先生、楽しいクラスメイトと勉強する中で、どんどん知識が増え、楽しい2年間を過ごすことができたと振り返る。「医療業界のことがよくわからず不安な人もいるかもしれませんが、入学してから自分のしたいこと、目指す将来像もきっと見えてくると思います。頑張ってください!」と後輩へエールを送ってくれた。就職して現在は1年目。今は教わることも多いが、今後さらにスキルアップして、信頼して仕事を任される存在になることが目標なんだそう。