開発エンジニアとして、お客様からご依頼があった樹脂や金属の部品、治具などを製造しています。既存部品の改造なども業務のひとつです。試作部品を納品後、お客様に喜んでもらい、開発が順調に進んでいるといった生の声を聞いたときは、とても嬉しく思います。品質の良い製品を作ることでどんなご依頼にも応えられるようにするため、常に技術や思考力を磨き、加工精度を上げています。依頼された製品をただ作るだけでなく、お客様が本当に求めていることを考えて、ご希望に沿う製品づくりを心掛けています。この会社に頼めばなんでも作ってもらえると思っていただけるように、技術力の向上やお客様とのコミュニケーションを大切にしています。
大阪電子専門学校では、プロのデザイナーや、今も製作の仕事に携わっている講師から指導してもらうことができました。学生時代に、自分の手でものに触り、形状や素材を確かめていく経験を積むことができました。また、そうした経験を通して、ものの単純な見た目のデザインだけでなく、機能美のあるデザインを好むようになったと思います。3DCADの勉強や、立体的なものの見方が、今の仕事でも役に立っています。それぞれ異なる職種の講師の方が多くいらっしゃったので、さまざまな視点からのアドバイスをいただくことができました。
簡単な加工や研磨の作業は誰でも行うことができます。その中で、その作業にどれだけ興味を持ち、どうすればよくなるかを考える意欲のある人物が求められます。私の場合、オープンキャンパスで学内にどれだけの設備があるかも確認しました。設備が充実していると課題などの製作の手段が増えるため、思考の幅を広げることができるからです。設備が充実していて、バラエティに富んだ先生方が揃っている学校を選ぶことで、「できない」と思うことをなくすことが大切だと思います。
株式会社アリス/情報エンジニア科 プロダクトデザインコース/2021年卒/実際に手で触れることができないITやデータではなく、手で触れることができる“もの”が好きだったという三宅さん。この仕事に就きたいと思うようになったのは高校3年生の頃だという。「現在勤めている会社は、ものづくりの全般に対応している会社。お客様のどんな依頼にも挑戦し、“できない”と言わず、“どうやったらできるのか”を考えていく意欲的な姿勢が気に入っています」