到着したお客様をフロントにご案内したり、お出かけになる際にタクシーや目的地へのご説明をしたりと、エントランスまわりのサービスが現在の主な業務。ホテルの第一印象を左右する仕事なので、常に美しい立ち居振る舞いと臨機応変な対応が求められます。サービスとは、カタチがないものだけに、たとえ同じお客様が相手でも毎回違ったものになる。マニュアルがあったとしても、経験や心配りによって結果が変わる、生きた仕事です。さらに、その中でも鮮明に記憶に残り、後から何度も思い返してもらえるような最高のサービスが提供できるのは、やはりホテルだと思います。毎日の経験を通して成長を実感できるのが、この仕事の魅力ですね。
中学生の頃から「ホテルで働きたい」という夢があったため、就職率や業界のことをインターネットで調べるうち、たどり着いたのがYMCAでした。ホテル業界で働いていた先生も多いため、仕事のことや職場の雰囲気のことなど、いつも質問攻めにしていました(笑)。また、実習での実務経験のおかげで、いま働いていても仕事にギャップを感じることもなく、お客様の対応など堂々と、落ち着いてできていると感じます。学校行事や授業を通して信頼関係を結んだ同級生とは、卒業してからも休みが合う日に集合。みんな一流ホテルに就職しているので、話しているといい刺激がもらえます。この人脈も学生時代に得た財産ですね。
1つ目は『とにかく楽しんで!』です。仕事には大変なことや慌ててしまうこともありますが、それを乗り越えればすべて「楽しいこと」になるはず。そう思える仕事を選んでほしいですね。2つ目は、『多くを見て、自分に合いそうな環境を見つけること』。僕がコンラッド東京で働きたい!と思った理由は、サービスはもちろん、スタッフがみんな笑顔だったこと。働きはじめてからも、その印象が間違ってなかったと実感しています。3つ目は、『失敗なしに成長はないと割り切る』。苦手なことこそ怖がらず、飛び込んでみる!まずはやってみないと、ずっと苦手なままです。僕自身も、このホテルのサービスの仕事は全て経験してみたいと思っています。
コンラッド東京 ゲストサービス所属/ホテル科/2022年3月卒/東日本大震災の際に帝国ホテルが帰宅困難者2000人を無償で受け入れ、炊き出しなどを行ったというニュースを見て感銘を受け、ホテル業界を志すように。中学・高校を通して打ち込んだ陸上競技から、上を目指して努力することを学んだという青木さんの夢は「総支配人」!直近では、ヒルトングループ全体で1年半を通して行われる「マネジメント・トレーニング」に参加するのが目標だという。ゲストの8割近くが海外からのお客様で、周りのスタッフも殆どが留学経験者という環境のため、英語力をさらに磨こうと奮闘中。