京王電鉄で車掌をしています。案内放送や扉の操作、車内巡視、ライナーの検札などが主な仕事です。多くのお客さまにご利用いただいている路線であり、多くの命を預かる責任ある仕事ですから、常に緊張感を持って勤務しています。何事もなくお客さまを無事目的地に送り届けられた時には大きな達成感がありますし、自分の合図ひとつで電車が動くところもこの仕事の魅力的な部分です。以前、お客さまから「車内放送が分かりやすくてとても良かった」とお褒めの言葉をいただいたことがあり、嬉しかったです。車内放送をする際は、時間帯や曜日などによってふさわしい内容を伝えるようにしています。今後もより良いサービスを心がけていきたいです。
幼い頃から電車が好きで、鉄道の仕事に憧れを持っていました。八王子出身で京王線が身近にあったことや、地域を支えている鉄道会社だというところに魅力を感じていたため京王電鉄を選びました。駅勤務での採用でしたが、車掌や運転士、グループ会社への出向など、さまざまなキャリアアップが可能です。今は車掌として勤務していますが、いずれは運転士を目指したいと考えています。運転士になるためには車両の性能をはじめ、公式を使用した制動距離の計算など学ぶことも多いため、今から少しずつ取り組んでいって5年後には挑戦できたらいいなと思っています。
学生時代は、鉄道のことはもちろん、その他にもいろいろなことを学びました。中でもサービス業、接客業に必要な言葉遣いや思いやりなど、内面を磨く授業が印象に残っています。社会に出てから必要なマナーを学ぶ授業や、豊かな表現力を身につけるためのパフォーマンスの授業もあったんですよ。「お客さまが何を求めているのかを、お客さま視点で考えること」を学生時代に学んでいたことが、仕事をする上で生かされていると感じています。また、いろいろな学科の人たちとイベントなどで交流できたのもいい思い出。最初はバラバラだった人たちが、コミュニケーションを重ねてまとまっていくのを体感できたことは良かったと思っています。
京王電鉄株式会社 勤務/鉄道交通科/2018年卒/高校生の時に参加したオープンキャンパスで、学校の雰囲気や寄り添ってサポートしてくれる先生方に魅力を感じて東京工学院専門学校への入学を決めたという萬田さん。幼い頃からの夢だった鉄道の仕事につき、現在は京王電鉄で車掌として活躍中。乗客の命を預かる責任ある仕事にやりがいを感じているそう。「将来的には運転士を目指しています!」と目標を語ってくれた。