自分の制作したビジュアルデザインが世に出た瞬間が、いちばんの喜びです。クライアントさんや上司・先輩から褒めていただけるのももちろん嬉しいのですが、自分自身でも「いいものが作れた!」と実感できた時は達成感でいっぱいになります。特にやりがいがあるのは、自分らしさを生かせそうな発注をいただいたとき。ポップさやかわいらしさなど、自分が好きなテイスト・得意とするテイストを表現できる仕事はやはり楽しいです。反対に大変なのは、いくつもの案件を同時進行することが多いため、そのつど気持ちの切り替えをしなければならないこと。仕事量にも波があるので、制作進行やスケジュールの管理も大事な課題になっています。
もともと街中で見かけるポスターや電車の中吊り広告、TVCMなどに興味があり、「カッコいい仕事」として憧れの気持ちからデザインの道に進みました。現在はWebデザインの仕事をしていますが、実はWebに関わる作業は得意な方ではありませんでした。ただ、卒業後の就職や時代の流れなどを考えた時、将来性があることを重視して、あえてWebを選択。正直に言うと今でも、Webデザインに関する技術や知識を仕事をしながら学んでいるという状況です。採用面接の際もそのことを正直に話して、会社側に受け入れてもらえました。実際に職場では周囲の方々からサポートを受け、成長を見守っていただいていると実感しています。
在学中に得たいちばん大きなことは、ものを作る楽しさや喜び、達成感を知ったことです。当時は純粋に好きなものを追及して、自由に作品を制作していました。その過程で自分だけの世界を表現する方法を自然と身につけていったような気がします。授業では基礎から応用まで、さまざまなデザインの技術・知識を学び、現在の職業に直結するようなツールの使い方なども教わりました。もし学生時代に戻れるなら、フォトショップやイラストレーターなどを扱う技術面のスキルをもっと高めておきたかったです。これから進学するみなさんも、自分が好きなこと・やってみたいことを追求しながら、長い目で見て自分の力になる分野を選んでほしいと思います。
株式会社リブゲート勤務/グラフィックデザイン科/2018年3月卒/2018年4月株式会社リブゲートに入社。おもに企業のランディングページやバナーなどのWeb制作物を手がけるほか、DMなどの印刷物、動画の企画や絵コンテなどを担当することも。