複数の連載マンガ家のもとでアシスタントを行いながら、マンガ誌三社の担当付で自分のオリジナル作品も創作しています。多忙な日々ですが、それでも頑張り続けられるのは、やっぱりマンガが大好きだから。自分で考えた世界観とストーリー、自分が描いたキャラクターが一つの作品となった時。その作品を誰かに観ていただき、心を動かすことができた時。そして、出版社などの主催するコンテストで受賞し、自分の名前が印刷物や電子出版物に掲載された時には、最高の喜びを感じます。現在の目標は、雑誌などで連載を持つこと。より多くの人々に作品を観てもらえる人気マンガ家になり、いつまでも描き続けていきたいと考えています。
6歳の頃に読んだマンガ作品をきっかけに絵を描きはじめました。その後、マンガやイラスト、アニメを観るにつれて「自分も作品を作りたい」と思うようになり、10歳の頃にはマンガ家を目指していたんです。学校でも授業以外の時間はずっと描き続け、自由帳や教科書、テスト用紙の裏は落書きだらけ。中学生になるとコマ割りや構図を意識し、高校時代にはGペンで原稿用紙に描くなど専門の道具も揃えました。本気でプロになろうと決めた私は、マンガ・イラストプロフェッショナルコースに入学。「月刊シリウス・新人賞」を受賞し、卒業後は「月刊シリウス佳作」を受賞。マガポケ2022年11月号に掲載されました。
私はこの学校と出会った時、物凄く感激しました。なぜなら「イラストの描き方を学べる学校」はあっても、「マンガの創り方を教えてくれる学校」は全国でも珍しいからです。オープンキャンパスの体験授業では、マンガの構成やストーリーづくりを学び「ここなら自分の夢が叶えられる!」と確信しました。授業では、第一線で活躍するプロのマンガ家でもある先生が、親切丁寧に指導してくれます。独学で描いてきた私にとってはとても新鮮でした。基礎の知識や技術を学ぶと、自分でも驚くくらいにレベルアップ。学生同士がモデルになるデッサンの授業で身につけた技術は、立体感のある絵を描く上で今も役に立っています。
月刊シリウス担当付・ヤングマガジン担当付・グランドジャンプ担当付/マンガ・イラストプロフェッショナルコース/2022年卒/在学中は絵が上手くなるだけでなく、プロットの技術も鍛えられたという佳乃之さん。プロのマンガ家でもある先生からのヒントをきっかけに発想が広がり、引き出しが増えていくのも嬉しかったと話します。「仲間や先生とマンガという共通の話題で盛り上がる環境は、マンガ家として成長するには最高です。私は在学中に描いた作品が受賞し、プロの世界への懸け橋となりました。マンガに命を捧げようと思えたのは、この学校のおかげ。人生を決めてくれてありがとう!」