私は病院の回復期病棟で、主に高齢者の方の作業療法を行っています。担当患者様が決まるとまずは、申し送りやカルテを確認。理学療法士と一緒に評価を行い、リハビリ内容を決めます。そして、問題となる動きに合わせて作業療法へ介入します。仕事で心がけているのは、出来たことをほめるということ。ほめる声がけは、リハビリのやる気に繋がるので大切にしています。精神面からも支えるというのは大変なことも多いのですが、「ここまで動けるようになったのは、みなさんのおかげです」と患者様が回復していく姿を見るとうれしくなります。これからはもっと様々な対象者と関わりながら、作業療法士としての幅を広げていきたいです。
小学生の頃から人体の仕組みの展示会があれば足を運ぶほど、身体の仕組みに興味がありました。そんな興味を持ちながら将来、医療系へ進みたいという想いが湧き出ていたところ、高校の進路選択の授業で作業療法士と理学療法士という職業があるということを知りました。どちらもリハビリテーションに関わる仕事ですが、身体機能面以外に精神分野の部分、心に寄り添い楽しみながらリハビリができるという観点から、作業療法士に魅力を感じて目指すことに決めました。病気や状態は人によって違いますし、それぞれに応じた対処方法で少しでも寄り添えていることを実感します。
疾患についてや評価、介入方法など、患者さんにとって一番最適な方法を考えることは難しいですが、そんな時に役立っているのが学校で使用していた「サブノート」です。それぞれの科目ごとに要点がまとめられている先生の手作り教材で、さらに授業中に聞いた大事な情報を自分で書き込めるようになっているというもの。何十冊も手元にあり、それは患者さんのリハビリを計画する上でのヒントになっていて、卒業した今でも大切に使っています!そして、実際の臨床現場さながらの緊張感があった実技試験。そこで培われた評価の正確性や丁寧な声がけは、実際の臨床場面でもとても役立っています。
済衆館病院勤務/作業療法科 卒/2020年卒/東海医療科学専門学校では、手作り作品の創作活動「手作りテーション」など、楽しみながら学んで、実践力を身に付ける授業がたくさんあることを教えてくれた草皆さん。「授業中でも授業後でも、先生に聞けば丁寧に教えてくれます。人見知りな私でも気軽に聞くことができる、親しみやすい先生ばかりなので安心ですよ。まずはオープンキャンパスに参加して、本校のにぎやかな雰囲気を確かめに来てください!」と語ってくれました。