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作業療法士のズバリ!将来性は?

作業療法士のズバリ!将来性は?

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医療・福祉の現場でも高齢化が進んでいること、できるだけ自立して生活できるような支援を重視する傾向が強くなっていることから、作業療法士へのニーズや期待も高まっています。とはいえ、人材不足と言われていた以前に比べると作業療法士の数は増えつつあるため、「資格を持っていれば安心」でなくなっている点には注意が必要。これからは、「作業療法士として何ができるか、何をしたいか」を個人として追求することがよりいっそう重要になってくるでしょう。医学は日々進歩していきますし、作業療法はまだまだ未開拓な部分のある分野です。「新しい作業療法の形をみつけたい!」という意志をもって自分らしくチャレンジすることができるという点で魅力的な仕事です。

高齢化社会の到来で、より需要が高まる

「2030年には、人口の3人に1人が高齢者」と言われるように、高齢化が進む日本。病院や介護施設に入所する高齢者も増えており、作業療法士が必要とされるシーンは確実に増えています。病気や怪我、加齢による機能低下に対するリハビリ以外にも、認知症の予防を目的としたトレーニングなども、作業療法士の知識・スキルが生かせる分野として期待が寄せられています。

精神疾患や発達障がいの顕在化

精神疾患や発達障がいなど、一昔前までは「個性」「性格」とみなされていたものが、医学の発展や世間への情報浸透により「病気」「障がい」として認められるケースも多くなってきました。個人によって程度の差はありますが、多くの人は日常生活に支障が生じたり、うまく人間関係が構築できなかったりと何らかの問題を抱えており、作業療法士の元を訪れる患者さんも増えています。怪我などと違って根っこの症状が「良くなる」というのは難しい分野になりますが、心身いずれのケアにも長けており、「患者さんがより生きやすい方法を一緒に探っていく」ことのプロである作業療法士が果たせる役割は大きいものであるはずです。

作業療法士の数は増加傾向

活躍する現場が増える一方で、作業療法士の国家資格を持つ人の数も増え続けています。そのため、就職時の競争率がこれからどんどん上がっていく可能性も考えられます。働く場所や相手にする患者さんによって仕事内容は変わってきますので、「自分が作業療法士として目指す方向はこれだ」というものを明確にし、それをかなえるために必要な知識やスキルを重点的に磨いていくことも、自身の市場価値を高め、個性を発揮していくのに大切なことだと言えます。

リハビリ分野のまとめ役

「音楽療法士」「園芸療法士」「福祉住環境コーディネーター」をはじめ、リハビリ・福祉分野において、専門性に特化した職業・資格は数多く存在します。では作業療法士の存在意義は何か、というと、作業療法士は医学知識をベースとし、音楽や園芸なども含めた各種作業を通して「身体・精神の両面のリハビリ」を広範囲に行えるという点に専門性があります。単体として力を発揮することはもちろん、例として挙げた職種の人たちをまとめ上げるリーダー的な存在を担うことができるのが作業療法士の特徴なので、「各専門家と連携して、より効果のあるリハビリを提供する」という方向で活躍することも可能なのです。

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