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作業療法士のキャリアパス

作業療法士のキャリアパス

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資格職として働ける場所が複数ある作業療法士ですが、キャリアを重ねていった先にはどのような選択肢があるのでしょうか。例えば将来的に自分で施設をもてるのかなど、実はわかりにくい部分もあったりします。ここでは、作業療法士の未来として、どのようなキャリアの道が切り開けるかを説明します。

勤務先のリハビリ科の科長を目指したり、教育方面に進む

作業療法士は求人の面でも恵まれているそうで、数多くの就職先の候補があり、例えば栃木県の学校を卒業して沖縄で就職した人もいるようです。
就職先の探し方には人によっていろいろな考え方はあるでしょうが、求人の多さを物語るエピソードとして、ある作業療法士によれば、通っていた学校に大きめの求人ファイルが4冊ほど置いてあったそうです。
どのような施設で働くかなどは、資格を取るために通っていた学校で分かれるということはないとのことですが、専門学生時代に実習で行った先に就職する人も多いそうです。。
キャリアステップの方向性については、人それぞれの考え方にもよりますが、病院に勤務している場合はリハビリ科の科長など、業務全体を取りまとめる方向に進んでいく人もいれば、学会で活発に活動するようなスタンスを取る人もいます。
また、大学や専門学校といった教育機関で指導する立場に回る人もいるほか、協会の中に入って働くという選択をするのも、一つのキャリアステップと言えるでしょう。

医療機器メーカーなど活躍できる場所は多い

作業療法士は医療職ですから、医療機器メーカーに入る人もいます。例えば、ご飯をうまく食べられない人たちに対して道具を使って食べやすくするような道具、いわゆる「自助具」の開発が医療機器メーカーでは行われていて、そういう会社に入って開発に携わることも作業療法士のキャリアステップの一つとなります。
変わったところでは作業療法士として刑務所で働く人もいます。
病院で働く作業療法士には大きく分けて、身体にかかわる病院でかかわる人と、精神疾患を主に扱う病院で働く人の2通りがいます。精神関連の病院で働く場合、人の精神状態や気持ちに対してアプローチしていきます。その一環として刑務所に入っている青少年に対して作業療法を実施するケースがあり、そういったキャリア選択の道も考えられます。
ただ、作業療法士は守備範囲がとても 広い職種なのですが、一つだけ注意しておくことがあり、それは作業療法士が単独ではクリニックを開設することはできないという点です。
資格職といえば独立をキャリアアップのルートとして思い浮かべる人も多いでしょうが、原則としてリハビリテーションは医師の処方箋のもとで行うものです。そのため、作業療法士だけで施設をもって施術することは、残念ながらできません。
高校などの教育機関で、引きこもりがちだったり周囲にうまくなじめなかったりと悩んでいる子に対して、そういう領域に強い作業療法士ならアプローチできることがあるはずです。今はまだあまり見かけませんが、作業療法士の活躍の場の一環として今後、広がっていくことに期待できそうです。

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