• スタディサプリ 進路(大学・専門学校)
  • 仕事・資格を調べる
  • 医療・看護・歯科・薬
  • 看護師
  • キャリアパス
看護師のキャリアパス

看護師のキャリアパス

全国のオススメの学校

看護師のキャリアステップにはどのようなものがあるのでしょうか。一つの病院の中でキャリアアップしたり、専門性を高めたり、また、地域に密着したクリニックや介護施設で働いたり、海外で活躍することも可能です。国家資格を取得している看護師だからこそ可能な多様性のある選択肢を確認してみましょう。

国家資格を取得しているので、選択肢が広い

看護師のキャリアステップは多岐にわたっていて、どこで仕事をするかによって育ち方が変わってきます。大まかには、次の4つに分けられます。
 (1)病棟でキャリアを積んでいくパターン
・1年めは新人で頑張り、2年めをなんとか乗り越え、3年めはプリセプターになり、主任、看護師長、看護部長と、昇進していくコースです。管理部門での大きな流れになります。
・もう一つは専門性を深めていくコースです。例えば、救命救急はかなり専門的な技術や知識が必要です。そのような特定の経験を積んで試験に受かれば認定看護師や専門看護師として認められます。すると、その人が中心になって病棟全体を仕切り、看護師のスキルを高めていくことができます。主任や看護師長になるのではなく、好きな分野をとことん極めていくキャリアステップの方法です。認定看護師は21分野、専門看護師は13分野と幅が広いのが特徴で、終末期ケアに特化したものや訪問看護もあります。
(2)地域の訪問看護師やクリニックなどで活躍するパターン
・地域に密着して看護業務を行うパターンです。訪問看護ステーションには看護師がたくさん在籍していて、ケアマネジャーの資格を得て活躍している人もいます。
・クリニックも小児、糖尿病、循環器、消化器、泌尿器など、いろいろな専門があります。透析の病院もキャリアステップの働き方の一つです。
  ・介護施設に医療依存度が高い人がいる場合は介護士だけではなく、看護師が必要です。ケアマネジャーは看護職でなくてもとれる資格ですが、在宅治療に移行する人をコーディネートしていくので、病院で入院中の様子を理解している看護師がケアマネジャーとして働くことが可能です。
(3)教育系の仕事に従事するパターン。大学に戻って看護科の教員になったり、大学院に進学したり、研究職に就く教授になることもあります。
(4)海外で働くパターン。海外に行って病院や研究所などの医療機関で働く、NPO法人などに協力して看護師として発展途上国に行く、などがあります。逆を考えれば、「とにかく海外で働きたい」場合の選択肢の一つに看護師を選ぶ、という視点もあります。
上記の4つ以外にも、産業保健の分野で企業に勤務したり、養護教諭として学校で働いたりする人もいます。いずれの場合も、病棟での経験が基本になります。まずは、ベースになる業務を病棟での勤務で身につけてから、ステップアップしていくことになります。
看護師は国家資格をもつ、一生できる仕事です。どこでも必要とされ、どこでも働ける、働き方が多様な職種なので、自分の好きなやり方や専門をみつけてキャリアアップしていくことが可能です。

関連する記事

看護師を目指せる学校を探すならスタディサプリ進路
RECRUIT