デイサービス事業所で生活機能改善のためのリハビリ(機能訓練)を提供することが、柔道整復師の主な仕事です。介護士や看護師と役割を分担して施設を運営しています。当社の特徴は自社開発のシステムで個別機能訓練計画書を作成し、エアロバイクや平行棒などでお一人おひとりに合ったリハビリを行えること。IoT機器で血圧や心拍数、歩数などを自動的に記録し、そのデータを元に計画を見直すことも可能です。リハビリの結果、趣味や外出など想いをかなえた利用者様の笑顔が見られるのがやりがいです。利用者様の身体機能が劇的に改善したことが評価され、日本デイサービス協会の「2022年デイサービス5選」に選ばれたときは嬉しかったですね。
東京医療専門学校に進学したのは、知り合いに卒業生がいて、たまたま話を聞いたからです。柔道整復師の国家資格を取れば、就職に有利だろうと思いました。真面目な学生とは言えませんでしたが、国家試験対策には真剣に取り組みました。学校でまとめている10年分の過去問と解説を活用し、問題と答えを暗記したことが合格につながりました。就職先のベストリハは、学校主催の合同企業説明会で知りました。社長の趣味がサーフィンと聞いて興味を持ち、何となく選んだ介護業界でしたが、働いてみて自分に合っていることに気づきました。やりがいがある仕事につけ、休みもしっかりとれて充実した毎日を送れるのは、学校のおかげだと感謝しています。
所長になり多くの方にご利用いただくことが新たな目標に加わりました。現在の利用者様は50代から90代まで約30名ですが、キャパシティーには余裕があります。そのため地域のケアマネジャーに定期的にお会いして当施設の特徴をアピールし、利用者様を紹介していただくようにお願いしています。リハビリに力を入れている一方、サービス拡充も図っています。日帰り旅行などイベントを充実させることもその一つ。利用者様にアンケートを取り、3ヵ月に1回自由参加の日帰り旅行を行ってきましたが、それが好評で、今年から会社で企画し、月1回になりました。所長になり管理や営業などの仕事も増えましたが、何よりも現場を大事にしていきたいですね。
ベストリハ板橋大山 勤務/柔道整復科/2021年卒/管理者(所長)/機能訓練指導員。2023年2月に所長に就任、看護師や介護職員などスタッフの管理をはじめ、利用者様の情報管理、収支管理など幅広い業務を担当している。「柔道整復師の有資格者は機能訓練指導員になることができ、利用者様が日常生活を営むために必要な身体機能が減退しないように、リハビリや運動療法を行います」と小島さん。「福祉の仕事で重要なのが、利用者様とのコミュニケーションです。利用者様を温かく受け入れ、寄り添うことができる人なら活躍できるでしょう」。趣味はサーフィン。週末になれば千葉のサーフポイントに出かけ、楽しんでいる。