お客様がお式を挙げるまでの3~4ヶ月の間、招待状の作成や会場のレイアウトなど、さまざまなことをお客様と打ち合わせをしながら決めていきます。常に聞き手にまわり、お客様が心を開いてくださるよう目線や姿勢などにも気を配りながら、信頼関係を築いていけるよう心がけています。新郎新婦からの「ありがとう」や、ご家族やご列席のお客様からの「いい結婚式でした」などの感謝の言葉をいただけるのがこの仕事のやりがいです。それまでどんなにつらいことがあっても、その一瞬で吹き飛んでしまいます。上手くいってあたりまえの結婚式。そんな中での感謝の言葉は本当にうれしいものなんですよ!
一番印象に残っているのは、学生だけで挙式をプロデュースしたことですね。本物の新郎新婦を迎え、半年くらいかけて式を一から作り上げていきました。当時結婚式場でアルバイトをしていたので、式を作る大変さを知っていた私は、正直学生だけでやるなんて無理なんじゃないかと思っていました。でも、準備を進めていくうちにだんだんみんながひとつになっていき、無事式を終えることができました。感動と達成感で涙が止まらなかったのを覚えています。授業で学んだ知識は今でもとても役に立っていて、お客様とのちょっとした会話で「へぇ~」と感嘆の声が上がることも。これが私の強みになっているんだと感じています。
「すばらしい結婚式だった」とお客様の記憶に残るものを作っていきたいです。結婚式の記憶がいいものであるのはもちろんですが、結婚式のことを思い出したときに自分のことも思い出してもらえるような、そんな存在になりたいと思っています。打ち合わせの時間も含めて「楽しかった」と言ってもらえるよう、お客様に「共感」しながら、ご要望をかなえていきたいですね。そしてこの仕事は、これからもずっと続けていきたいと思っています!
(株)エフ・ジェイホテルズ グランド・ハイアット福岡 勤務/ウェディングプランナー科※/2012年3月卒/高校のときの職業案内の授業で、ホテルマンの歩き方やしぐさが格好よかったことから、サービス業に興味を持つように。その後、姉の結婚式をプロデュースしたいと思うようになり、サービス業でもあるこの道を志す。先生や学校の雰囲気が自分に合っていると感じ、福岡ビューティーアート専門学校に入学。在学中から式場のアルバイトで経験を積む。卒業後は現在の職場に就職、ウェディングプランナーとして活躍中。(※土橋さんの在学時は、姉妹校・福岡ビューティーアート専門学校 ブライダルプロデュース科ウェディングプランナーコース)