県内でも規模の大きい総合病院である県立広島病院で働いています。受付や、問診票・カルテなどの書類管理が主な仕事で、毎日100人以上の患者さんと顔を合わせています。仕事で心がけているのは、患者さんに接する時は難しい医療用語を使わないこと。自分はもちろん理解していないといけないのですが、患者さんに伝えるには、わかりやすい言葉を使うことが大事だと思っています。特に子どもの患者さんには不安がらせないよう、はっきりゆっくり話すことを意識しています。受付を訪れる患者さんたちが少しずつ元気になっていく様子を見ると、やはり嬉しいですね。患者さんの健康を支える仕事に携われることに大きなやりがいを感じています。
弟が子どもの頃、入院していた時期があって、その付き添いやお見舞いで病院へ通っていた時に初めて医療現場を目にしました。“人を助ける”という仕事に励む人たちを心から尊敬したことと、医師や看護師だけでなく、事務という面からも医療の現場を支えられることを知り、医療事務をめざすようになりました。子どもが好きだったので、小児クリニックへの就職も候補の一つではありましたが、できることや知識を増やしたくて大きな総合病院で働く道へ。いろんな部署で医療事務としての経験を積むことで今後の選択肢を増やしたいです。また、将来結婚した後も、資格を活かして長く医療現場で働き、多くの人の支えになりたいと考えています。
大原では、診療報酬の計算方法や、医事コンピューターの使い方、患者さんへの応対やマナー接遇など、医療事務として必要な知識やスキルを基礎から丁寧に身につけることができました。また、1年次から資格取得に向けた授業で力をつけられたおかげで、卒業までに医療請求事務検定、医療秘書実務検定1・2級の取得を達成。他にも調剤薬局事務検定や電卓検定、漢字検定などさまざまな資格取得を通して自信がつきました。もちろん知識だけでなく、実習を通して実践力もつきました。患者さんへの言葉遣いや、ご案内の仕方を、現場経験豊富な先生からの指導のもと、学生同士でしっかりシミュレーションできたおかげで、今に活かすことができています。
県立広島病院/小児クラークコース/2023年卒/学生の頃から、将来は医療の現場で人を助ける仕事に携わりたいという強い気持ちを持っていた吉川さん。進路を決める時期に大原と出会い、資格取得に強い学校であることを知ったことで、進学を決めたそうです。「専門スキルや資格取得のための学びを2年間で習得するというと、勉強ばかりの毎日かなというイメージがありますが、実はイベント行事も多いんです。特にスポーツフェスティバルでは友達と団結して盛り上がり、とても楽しい思い出ができました」。学びと息抜きのバランスを取りながら効率的に勉強できたと、当時の思い出を語ってくれました。