「まずは挨拶や掃除がしっかりできる。そして医療人として心構えと倫理観をきちんと持った学生ばかりですよね」。よく実習先等からお褒めの言葉をいただきます。私は医療従事者として自分自身が居心地のいい医療機関を創造しようとしている人間。学生にも医療の現場に出てから患者さんにもスタッフにも必要とされる臨床検査技師になってほしいと教育に力を注いでいます。ベースは「幸せな自分である」ために一人で生きていく強さと行動力、心の優しさを身につけることにあります。「キラキラとした目をしている医療人」を作るのが私の教育の目的です。実際、本校にはいつも学生の笑顔と元気が溢れています。卒業生の魂のこもった仕事ぶりに感動いただき「御校の生徒をまた採用したい」という声をたくさんいただいていることが、私達の誇りでもあります。
座学と並行して行われる実習。3年次には6ヶ月間と長期間にわたって臨地実習をするため、卒業後、即戦力に近い医療人として活躍することが可能です。また、最大の特徴は同校が「全員卒業・全員合格」を目指している点。教員だけでなく、学生同士でも自主的に勉強会を開いて教え合う絆の強さは特筆ものです。これは、様々なレクリエーションを通して芽生えるほか、同校の伝統とも言える校風なのです。「個々に頑張るだけではなく、仲間を気遣い支え合う気持ちが大切」。医療人としてのあるべき姿を、学生時代から培っていくというわけです。
「医療従事者として活躍したい!」という、強い思いのある学生がグンと成長できる場。勉強はもちろん、部活やバイト、恋愛など、何かに一生懸命取り組んだ経験の持ち主なら、臨床検査の勉強も頑張れると思いますよ!
専門:臨床検査技師科(医学博士・学校長)
日本臨床検査学教育協議会では理事を、2014年には学会長も務め、その教育論は医療系雑誌の連載や数多くのメディアでも注目され、業界をけん引する立場で活躍している。臨床医としてはJリーグや、なでしこジャパンのチームドクターなどを歴任、五輪・W杯に帯同した。現在東京都サッカー協会医学委員長を務めている。