教員になる前は、銀行の社内システムエンジニアとして、預金や信託といったお客様に一番近い部分に関わる情報システムの開発を担当してきました。金融機関はシステムの規模がとても大きく、高い技術力が求められます。その一部に関わっていることは誇りであり刺激的であったものの、これらは「正常に動いて当たり前」であることが大前提。万が一、ATMが使えない、動作に不具合があった…なんてことがあると、社会に与える影響は計り知れません。経済や生活を支え、人々の暮らしに欠かせないインフラを担っているような大きな使命感もありました。銀行系に限らず、システムエンジニアは人の生活や仕事を便利にしたり、楽しみを与えることに関わることが多いもの。そんな仕事に関わるやりがいを、授業を通して学生に伝えていきたいですね。
「初心者が2年間でWebアプリケーションを創れるように」をモットーに、わかりやすい授業に定評のある松宮先生。入学後から、ネットワーク、セキュリティ、プログラム、クラウド…といったスキルを実習の中で一つひとつ習得し、2年間の集大成である卒業制作では、5人チームで実際のアプリケーションを作成していきます。「どんな仕事においても、何か新しいものを創り上げる際はマニュアルがあるわけではありません。調べる、エラーを解決するといったことも多くなりますが、そこに寄り添いながらも自立できるようサポートします」。
世の中には、様々なシステムやアプリがあります。これらのツールは私たちの生活を便利に、楽しくしてくれます。今は使う立場ですが、「自分が手掛けた!」と誇りを持って言える立場に、華麗に転身してみませんか?
担当科目:機械学習プログラミング、データサイエンス、Linux
システムエンジニアとして信託銀行に就職し、預金や信託、基幹システムを担当。2001年に教員として大原学園横浜校へ。情報処理系の授業を担当し、2025年より横浜情報ITクリエイター専門学校の教員に。