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中部大学

ピラミッドは、4000年の時を越えて届いたタイムカプセル
中野 智章 教授 画像
中野 智章 教授
国際関係学部
国際学科
研究のきっかけ

研究のきっかけ

高校時代に出合った
1冊の本に導かれ、
考古学の道へ

古代エジプト文明は、人類史上最も長く続いた文明の1つで、約3000年もの間栄えた偉大な文明です。元々、古代エジプトに興味を持っていた中野先生は、高校生の頃、本屋である一冊の本と出合いました。それは、フランスのエジプト学者が書いた『エジプト学』という本でした。その本のあと書きに書かれていたある一文が、中野先生の心を動かしました。「考古学の研究は、かつて品位にあふれていた古代エジプトの社会に光を取り戻すことである」。この言葉に感銘を受けた中野先生は、古代エジプト文明を研究する道へ進むことを決意しました。

研究内容

研究内容

古代エジプト文明を解き明かす
「ピラミッド」

中野先生の主な研究テーマは「ピラミッド」です。一般にピラミッドと聞くと、表面がなめらかな三角形を思い浮かべますが、最古のピラミッドは小さな四角形を積み重ねた、階段のような形をしています。紀元前2700年頃に建てられたジョセル王の階段ピラミッドは高さが約60m。ビル20階ほどにもなります。中野先生は2009年、国内外の研究者と協力し、大型レーザースキャナーを使ってピラミッドを立体的に計測し、石一つ一つの記録も行いました。こうした研究から、階段ピラミッドは最初から完成形だったのではなく、王が地位を更新すると拡張され、儀式が行われていた可能性が分かりました。また、当時の王は映画で描かれるような威張った支配者ではなく、民衆のために働く存在だったとも考えられています。こうした人々を支える政治が行われていたからこそ、古代エジプトは3000年もの長い文明を築くことができたのかもしれません。

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研究を未来へ

古代の知恵が、
より良い未来を
つくる手掛かりに

考古学は、単に昔のことを学ぶ学問ではありません。1日を24時間、1年を365日とする太陽暦のように、現代社会の基礎となる仕組みの多くが古代エジプトで生まれました。ツタンカーメンの墓から発見された副葬品には、「私は過去を見てきた。私は未来を知っている」という有名な言葉が残されています。過去を学ぶことは、現代が抱えている問題を解決するヒントになります。そして、古代の人々の知恵や工夫をよみがえらせることが、未来の新しい発見や技術へとつながっていくのかもしれません。

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その他の研究プロジェクト

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