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中部大学

小さな生き物が世界の農業を救う?
長谷川 浩一 教授 画像
長谷川 浩一 教授
応用生物学部
環境生物科学科
研究のきっかけ

研究のきっかけ

環境にやさしく、
害虫に強い生き物を探せ!

世界では、農作物の約40%が害虫によって失われています。これまで害虫を防ぐために使われてきたのは化学農薬ですが、環境への悪影響や残留農薬の問題が深刻です。そこで注目されているのが、生き物の力を使う「生物農薬」。その中でも、昆虫病原性線虫という小さな生き物は、害虫を退治する力を持っています。でも、これまでの線虫では殺虫力に限界がありました。この壁を超えるための研究が始まったのです。

研究内容

研究内容

岐阜の土から
“最強クラス”の線虫を発見!

長谷川先生の研究チームは、岐阜県の土の中から、これまでにない強力な昆虫病原性線虫を発見しました。その名前はスタイナーネマ・モンティコラム。この線虫は、ハチノスツヅリガなどの害虫を退治する力が、従来の強力な線虫よりも高く、ゴキブリやクモなど63種類もの虫に効果があることも確認されています。この線虫が強い理由は「共生細菌」にあります。普通の線虫は1種類の細菌と生きていますが、この線虫は複数の細菌を組み合わせて共生していて、そのおかげで殺虫力がパワーアップしているのです。この仕組みを応用すれば、害虫の種類に合わせて細菌を組み替えることができ、世界各地で発生する害虫に応じた “プログラム可能な生物農薬”を作れる可能性があります。

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研究を未来へ

線虫は、食料問題を解決する
ヒーローに

この発見は、化学農薬に頼らない新しい害虫対策につながります。世界の人口は2050年に100億人を超えると予測され、食料を安定して作ることは世界的に重要な課題です。今回の新たな線虫の発見は、環境にやさしく、持続可能な農業を支えるヒーローになるかもしれません。小さな線虫が、世界の食料問題を救う未来が近づいています。

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その他の研究プロジェクト

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〒487-8501 愛知県春日井市松本町1200番地
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