
「データ工学が切り拓くモビリティの新しい未来」をテーマに、大量のデータを効率よく整理・管理するデータベース技術や、データマイニングや機械学習などのデータ分析技術を研究しています。モビリティ(人やモノの移動)のデータ活用の一例に、車で出かけるのに便利な経路案内アプリが挙げられるでしょう。このようなモビリティ分野へのデータ活用は、自動運転技術の開発などに伴い注目を集めています。このデータ技術をさらに発展させるには、現実世界のリアルなデータをリアルタイムでデジタル上に再現する「デジタルツイン」が必要。例えば収集したデータを使い、サイバー空間でシミュレーションして指示を出すことで、現実の車を安心・安全に動かすことが可能となる。そんな現実世界とデジタル空間をつなぐ新しいデータ活用法が期待されています。

学生に指導するときは、企業の研究所で得た実務経験に関連する事例も一緒に紹介するようにしています。
笠松先生が担当する授業では、情報通信技術を教える際に、クラウド・コンピューティングなどのITインフラ、GitHubのようなオープン・ソース・ソフトウェア(OSS)などを実際に動かしてみることで、先端技術をより具体的に理解することができます。また、実際に企業でデータ分析基盤の研究開発をしてきた経験を活かした指導を行います。3年次から所属できる研究室では、学外での研究発表やイベントを重視。「特に学会で国際会議に参加するときなどは、海外での研究経験も関連付けていくように意識しています」と笠松先生。

冬合宿は菅平へ。研究室では定期的に合宿を行い、自然豊かな環境でリフレッシュしながら発表を行います。
そのために、高校生の間は特に数学と英語をしっかり勉強しておきましょう。英語は情報を収集するための武器になります。また、普段からデジタル技術のニュースなどに注意をしておくと、視野が広がるのでお勧めです。

「常に知識やスキルをアップデートする必要はありますが、IT業界は可能性に満ちています」と笠松先生。
専門科目:データベース論、ネットワーク実験、分散システム論 など
略歴:創価大学大学院工学研究科情報システム学専攻で博士号(工学)を取得後、創価大学工学部助教を経て、西ミシガン大学コンピュータサイエンス学科、パデュー大学コンピュータサイエンス学科、ロチェスター工科大学コンピュータサイエンス学科、富士通研究所IoTシステム研究にて研究員を経験。2020年より創価大学理工学部情報システム工学科准教授。
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