多くの視点で答えを導き出す/現在はスキンケア製品の開発を担当しています。開発を進める上で次々と挙がってくる課題に対して、関係者とともに解決方法を導きだし、一つの目標に向かって着実に進んでいることを実感した時、面白さを感じます。また、化粧品の開発業務は、一つの観点だけで考えるのではなく、さまざまな視点で物事を捉えるとたくさんの答えが出てくるところも、面白さだと感じています。
肌の悩みを解決し、気持ちを明るくしたい/人々の肌の悩みを解決し、毎日の生活を明るく送るための手助けができる化粧品を開発したいと思ったからです。私自身も、日によって化粧品が合わずピリピリしたり、肌の乾燥が改善されなかったりで、化粧をしても綺麗な肌になれず、気持ちが暗くなることがありました。全薬工業では、敏感肌の人を救うため、高い有効性と安全性にこだわり、製品を開発していることを知りました。深い肌悩みを持ち、気持ちが暗くなっている方を、明るい気持ちに変え、救うことができるのではないかと思いました。
課題に対する分析力/大学の研究では、実験がスケジュール通り進んで成功することもあれば、原因がわからない失敗が起きることもありました。うまくいったときも失敗したときも、必ずその要因を明らかにし、対策を考える、要因の分析と対策を立てることの大切さを身に付けることができました。現職も新しいことに挑戦することが多い業務なので、たくさんの課題に直面します。そんな状況のなかでも、開発スピードを落とすことなく、より良い製品をお客様に届けるために、成功・失敗の要因と今後の対策を考える力が役に立っていると感じています。
【相談に乗ってくれる先生の存在】
親身になって相談に乗って下さる先生がいることです。研究や就職活動で悩んでいる時も、解決への糸口を見出せるようサポートしていただきました。
【自分の興味を追究できるか】
大学入学後の3年間に幅広く学べたことで、4年次には自分でもっと調べてみたい、研究してみたいと思えることを見つけ、研究に没頭することができました。
【充実した実験施設と環境】
私にとっては、実験が十分にできる施設が揃い、自然豊かな場所で学べたことも東京薬科大学を選んで良かったと感じているポイントです。
全薬工業株式会社 勤務/生命科学部 卒/2017年学部卒/2019年大学院修士課程修了 ※掲載内容は取材当時のものです。