自分の心を開き、お客様の日常に飛び込んでいきます
「関西で一番うまい店で働きたい」。僕の願いを叶えてくれたサロンが、高い技術力で知られるこの『grace』でした。スタイリストに昇格して1年。日々のサロンワークに励む一方で、イベントやセミナーの開催など、お店の名前を発信するための活動も続けています。美容師として働くうえでのこだわりは、お客様の日常をリアルに想い描くこと。自分の心を開き、相手の本音を引き出しながら、その人が素敵な毎日を過ごせるスタイルを一緒にデザインしたいんです。サロンを出て、普段の生活に戻られたお客様が、家族や友達、同僚から「雰囲気が良くなったね」と声をかけられる…。そんな報告が僕にとって一番のやりがいですね。
美容師を志した高校時代。学校見学に訪れたKANBIで驚いたのが、先輩一人ひとりがキラキラと輝く姿でした。自由な雰囲気がありながらも、授業や指導力のレベルも高い。「毎日通うならここしかない!」と直感したんです。ところが自由の意味をはき違えた僕は、入学早々からサボりがちに…。見かねた先生が1・2年生がともに競うコンテストへの出場を薦めてくれたんです。初めて努力をした結果、1年生の僕がなんと入賞。その感動が原動力となり、練習漬けの毎日が始まりました。結果が出ない時も前を見続けられたのは、その時に感じた悔しさや本気で競い合えた仲間たちのおかげ。努力が楽しいと思えたあの2年間は僕の原点です。
KANBIの2年間が美容師である僕の原点です
KANBIで培われたチャレンジ精神は今も僕を動かすチカラ。新しい自分に出会うために、定期的にコンテスト出場を続けています。特に力を入れているのが、最もハイレベルなコンテストのひとつと言われる『三都杯』。3回目のチャレンジで最年少でのファイナリスト進出、そして2つの賞をいただくことができました。キャリアの浅い僕は出場者の中でも注目されなかった存在。でも、自分と同世代の美容師や応援してくれるサロンの後輩に「やればできるんだ」と伝えたくて、自分のすべてを出し切りました。もちろん次にめざすは頂点。その先に描く目標は、若くして業界を引っ張れる美容師です。めざすものがある限り、僕の挑戦は終わりません!
お客様に喜んでいただくためにも上をめざし続けたい
grace 夙川店 勤務/美容学科/2014年卒/祖父、父、兄と、職人が揃う家庭で育った種村さん。その中でオシャレが好きだった彼が、技術で勝負できる美容師の道に魅かれたのは自然な流れだった。KANBIで努力の楽しさに気づいてからは、家に帰っても猛練習を重ねる毎日。海外校費留学の選抜者にも選ばれるなど、2年間で目覚ましい成長を見せた。「夢中で頑張れる一番のポイントは、その分野が好きかどうか。美容が好きなら絶対にうまくなりたいと思うし、そのために何が必要かが見えてくるはずです。いろんなことに興味を持って、挑戦を続けてください」と、美容師をめざす高校生にメッセージを贈ってくれた。
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