デジタルゲーム学系ではハイエンド機からスマートフォン、VR機器など、多彩なプラットフォームでのデジタルゲーム開発を学べるのが魅力です。
この業界は進化が速いですから、私が担当する「ゲーム設計」などの授業でも常に業界とリンクした指導を大切にしていますね。開発系の授業でも最新のゲームエンジンを使って実制作ができる環境が整っています。また、数年前からゲームクリエイターが集まり、短時間でゲームを制作する国内のGAMEJAMや東京ゲームショウなどのコンテストへ参加し、学ぶ環境を充実させています。
2021年からはさらに進化させ、オンラインで海外のGAMEJAMへの参加もスタート。学生たちは、世界のレベルを体感し視野を広げるのにも最高な環境を活かして、世界に通用するゲームクリエイターに成長してほしいですね。
1年次にプランニングとプログラムの両方を学び、そして2年次から専門分野に分かれて学ぶアドバンスコースという独自のカリキュラムを考案した高橋先生。担当する「ゲーム設計」の授業では、“○○をすれば○点入り、課題をクリアできる”という風にゲーム要素を取り入れるなど、楽しみながら興味を深めていける斬新な方法を採用しています。その中で先生は「ゲームづくりは作業じゃない。プロとしてどうやっておもしろいものをつくるか、楽しませられるかにこだわれる人に成長してほしい」との思いをいつも伝えています。
デジタルゲームをつくることは、世界中の人を喜ばせる醍醐味はもちろん、新しいものを生み出す大きな手応えを実感できるものです。こんなにおもしろいことはないと思うので、みなさんもチャレンジしてください!
専門:ゲームプランニング・ゲーム設計
京都コンピュータ学院・ゲーム開発学科を卒業後、さまざまなゲーム会社でゲーム開発に携わった。最後に所属していたカプコンでは、ミリオンヒットシリーズのタイトルなどにゲームプランナーとして参加。2012年から同校の教員となり、ゲームプランニングやディレクションについて指導。またデジタルゲーム学系の主任として、カリキュラム構築や新たな学びの企画・導入にも取り組んでいる。