市内の国道の舗装工事、橋の修繕など、さまざまな工事の現場監督が主な仕事です。施工受注者との打ち合わせや設計書の作成などを行い、円滑に工事を進めていくことが私の役割です。1年目とはいえ、上司のサポートを受けながら現場を受け持ち、経験しながら覚えていくことが大変ですが、そのぶん吸収することも多く成長を実感できます。心がけているのは疑問に思ったことは何でも聞くこと。「わからないことをわからないままにしない」を意識して、職場内でのコミュニケーションや情報共有を大切にしています。まだまだ勉強不足ですが、いち技術者として人に役に立てる仕事をしていけるよう努力していきたいです。
学生時代に土木工学の基礎を専門的に学んでいたことが、職場でも知識として役立っています。ただ、現場に出ないとわからないこともあるので、働きながら理解を深めています。授業で習っていてなんとなく知識として頭に入れていたことが、現場に出て実際に体験することで初めてしっかりと理解できたという経験も多いですね。良かったことは、資格試験に向けたカリキュラムが充実していたこと。先生方も熱心で、試験が近くなると徹底的に学習できる環境でした。また、2年で大卒区分を受験できるのも大きなメリット。もともと大卒区分での公務員試験を目標にしていたので、それを見据えて1年次から積極的に勉強していたので無事に合格できました。
土木に興味を持ったのは、土木建築を趣味にしていた父の影響が大きいです。特に父が作業をしていた工事現場の雰囲気が好きで、土木を仕事にするなら現場に出たいというのが一番の希望でした。この学校を選んだ理由は、学びたいことがしっかり学べる環境だったことです。土木工学を学べる学校がいろいろある中でも、測量などの実習がメインで、技術者を育てることが目的のカリキュラムになっていることが魅力。そのほか、少人数制の授業で、在学中の2年間に学びたいことが凝縮されているという印象でした。大卒区分の公務員試験が受けられるのも決め手で、公務員になるなら現場に近い開発局しかないと思い、就職先を決めました。
北海道開発局 札幌開発建設部 札幌道路事務所 勤務/環境土木工学科 卒/2023年 卒/札幌市出身/幼い頃から、父親の個人的な工事を眺めていた戸江さん。土木基礎からすべて父親自身で手掛けて自宅を作っており、たまにお手伝いなどをしながら土木への好奇心を大きくしていったそう。高校は普通科を選んだが、将来を決める上で「土木をやりたい」という気持ちが強くなりこの道へ進むことを決意。休日は友達と遊んだり、仕事帰りに飲みに行ったりとプライベートの時間も楽しんでいる。また、ドライブで国道を走ることも楽しみのひとつ。自分が工事を担当した現場を観に行くこともあるそう。好きな国道は一番身近な36号線。