住まいづくりについて「想像できるものは、すべて創造できる」をモットーとする私は、住宅の設計はもちろん店舗の照明など、多様な領域のノウハウを住宅に取り入れられるよう、建築業界で約10年間さまざまな経験を重ねてから独立、設計事務所を起業しました。人が生きるにあたって重要な要素である「住」に関わる仕事には大きな責任が伴いますが、自分が携わった建物が完成する喜びは、何ものにも代えがたい宝物。建築主はもちろん工務店や設備関連の業者まで、住まいづくりに関わった大勢の人々と喜びを分かち合えることも、この仕事ならではの醍醐味ですね。そして今、これまで私が培ってきた建築関連の知識と技術、仕事に臨むマインドからやりがいに至るまで、修成の卒業生として多くの後輩に教えられることをとても嬉しく感じています。
担当科目は「建築環境工学」と「設計製図」。「建築環境工学」では、四季折々の気温変化や雨風に対し、どのようにすれば人間が快適に生活できるかを探究する。また「設計製図」では、二級建築士の資格を取得する上で欠かせない基本的な図面の知識を養成。建築物がどのように考えられ、作られるかの理解につながる図面を読む能力を高めていく。授業以外の活動としては、「設計塾」の指導者としての役割が挙げられる。「設計塾」とは、希望者を対象とした専門性の高い課外授業であり、意欲あふれる学生から刺激を受けることも多いと言う。
建築士の世界は、企業に勤める人はもちろん経験を積んで独立起業する人も多く、可能性の広がる分野です。住宅やビル、公共建築物まで、設計や施工の分野でも多様な種類があり、自分に合うものがきっと見つかります。
専門:建築環境工学、設計製図
一級建築士。修成を卒業後、約10年間にわたって工務店や設計事務所に勤務。住宅や店舗の現場監督と設計の業務に携わる。一級建築士の資格を取得後、独立起業。2010年から約10年間、主に個人住宅を提案する設計事務所「祐建築設計事務所」を営んで現在に至る。業界では数少ない“現場監督経験のある建築家”として、設計・施工の両面から住まいづくりをサポートしている。