
本授業では、業界標準の開発環境「Unity」を使用し、実践的なゲーム制作を行います。Unity導入企業であれば即戦力になりますし、そうでなくてもシステム構造の基礎は共通しているため、得た知識は決して無駄になりません。ゲームは現実を仮想空間に構築する作業のため、ひらめきも大切ですが、私は「どんな人に、どう遊んでほしいか」というゴール設定を重視しています。目的意識を持ち制作に取り組むことで、単なる作業者ではなく社会で活躍できるクリエイターへと成長できると考えているからです。時には学生の予想外の発想に、私自身がハッとさせられることもあり、それがこの授業の醍醐味でもあります。

誰に遊んでもらいたいか、ターゲットを意識して制作を進めていきます。
授業では、最新技術への対応としてAIを補助ツールとして使用する場面もあります。しかし、AIが出した結果が「面白いかどうか」を判断するのはあくまで人間であり、開発側が意図を持って適切に指示を出し、コントロールできなければ良い作品は生まれないと志村先生は考えています。ツールに使われるのではなく、使う側が特性や使いどころを正しく理解することが重要になるため、技術習得にとどまらずAI時代に必要な「技術を使いこなすための感性」と「判断力」も養える授業展開を行っています。

開発者としての視点を養う指導を実施!写真内のアバターは志村先生がモデルです
実際の現場を見据え、グループでのゲーム制作にも取り組みます。制作したゲームは企業から直接評価してもらう機会もあり、自分の作品が社会でどう受け止められるかを学生の内から知ることができます。制作には数学的な思考も必要となりますが、ゲームクリエイター科では、初年度に全員で基礎を固めて2年生へ進級するため、丁寧な指導のもとゼロから得意不得意に関わらず安心して「創る」楽しさに没頭し、新たな制作へ挑戦することができます。

新校舎では、長時間の制作に配慮した椅子やスペックの高いPCなど環境にもこだわっています
きっかけは「ゲームで遊ぶのが好き」で十分です。まずは制作画面に触れ「創った感」を味わってください。自分で創ったものを誰かに楽しんでもらえた時、遊ぶだけでは得られない深い達成感を感じるはずです。

担当:志村先生/レンダーパイプラインとキャリアデザインを専攻分野としている
2025年4月からスタートしたデジタルアーツ仙台の新校舎で実施されている授業です。長時間座ったままの作業であることを考慮し、ゲーミングチェアにもこだわるなど環境面にも配慮されています。また、授業で使用するPCはミドルスペック機を完備しており、制作データはクラウドに保存されるため自宅学習も可能となっています。2年次のグループ制作では、チームで集中して制作作業ができる専用スペースも整備されています。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。