
授業では、病気や障がいがあっても「その人らしい生活」を送れるよう、食事や仕事といった「生活行為」の支え方を伝えています。「その人らしい生活」を送るためには、心身の仕組みだけでなく、対象者の価値観や取り巻く環境、社会制度までふまえた広い視野で生活全体を捉えることが重要です。そこで高齢化やメンタルヘルスなど現代社会の課題に向き合い、一人ひとりの背景に応じた支援ができる専門職の育成を目指します。そのために、知識や技術だけでなく、対象者を最適な環境調整や実生活へと導く力を養います。病院だけでなく地域や企業など幅広い分野で活躍できるよう、人の暮らしや社会課題の解決に深く関わる姿勢を身につけてほしいと考えています。

対象者の生活や環境を深く考え、実生活へ導くための専門知識と課題解決力を実践的に学びます。
阿部先生の授業では、知識を暗記で終わらせず、対象者の状態を読み解く思考プロセスを大切にしています。運動学などの基礎を元に、学生同士で観察・説明・フィードバックを行うことで「なぜその動きが起きるのか」を学生自身で考え言語化することで、主体的な学びを促していきます。また、授業の最大の魅力は、評価→考察→支援へと繋がる流れを体感できる点であり、臨床現場と同様の器具やデータ整理などを活用することで、現場で活きる実践力を養うことができます。

身体の動きを観察し合うことで、人体の仕組みを理解していきます。
作業療法士は、対象者の人生の変化に関わり、本人や家族と喜びを共有できる仕事です。人の暮らしや人生に寄り添い、社会に貢献したいという熱い想いを持つ方におすすめです。
専門分野:作業療法
専門学校仙台総合医療大学校の作業療法科教員である阿部先生。身体や心の仕組みだけでなく、対象者の生活や価値観、取り巻く環境までを含めた「生活全体」を捉える視点を重視しており、担当する授業では学生同士の対話や臨床現場を想定した演習を積極的に取り入れ、観察力や課題解決力、創造性を育む指導を行っています。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。