専門学校仲間でアクセサリーを製作している友人と2人で、2016年10月、兵庫県川西市の一軒家を借りて自宅兼共同アトリエOKUを構えました。今は制作環境を整え、派遣の仕事をしながら制作活動を行っています。「こんな服を作ってほしい」というお客様の要望を聞いて一点ずつ作っていますが、できたものは世界に一つしかない服であり、その服をお客様が喜んでくれるのが何と言っても大きなやりがいです。作りたいのは基本的にはメンズですが、頼まれればレディスでもバッグや小物でも制作しています。好きなデザインは、黒と白を基調にしたシンプルなもの。ちょっと他とは違う要素を溶け込ましたようなナチュラルな服づくりを目指しています。
すべての授業が楽しかったですね。服作りの仕組みとか理論的なことを学べたのが良かったと思います。ソーイングの授業では、服を一から縫い上げていきます。でき上がるとすごく感動的で、Tシャツ一枚できただけでもうれしかったです。それと学園祭のとき、在学中に仲良くなった他学科の仲間たちとチームを組んで自分たちが作ったものを販売しました。私が作ったパーカーは学内コンテストで2位でしたが、大量のパーカーを全部売り切ったことについては大満足。また、空間をデザインしたり、絵を描いたりするなど、いろいろな才能をもった仲間でチームを組んでやれたのがすごく楽しかったし、それが今の仕事にもつながっています。
プロの業界の眼からみれば、まだまだ未熟。もっとスキルをあげる必要性を感じています。同時に販売方法も考えなければなりませんが、友人が立ち上げるWebサイトで作品を展示販売することも考えています。それと計画しているのがイベントです。学生時代7人のグループが卒業後12人に増えてチーム「笑福」を結成しました。1回目は音楽とライブペイントを予定しており、私はスタッフTシャツかパーカーを制作するつもり。2回目はファッション中心のイベントができればいいかなと。ファッションデザイナーとして服を作るのは当然ですが、作った服をどう見せるのか。その部分にも関心を持ちながら自分の世界を広げたいと思っています。
アトリエOKU/ファッションデザイン学科/2016年卒/鳥取県立鳥取商業高等学校出身/「小さい頃から編み物が好きだった」と奥田さん。卒業後は漠然とデザイン系の学校で学びたいと考えていた。そこで大阪デザイナー専門学校へ進学し、ファッションデザインコースで学び始める。服作りの基礎から学び、アイデアを形にすることがとても面白かったという。さらにファッション以外にも、インテリアデザイン、プロダクトデザインなど学科を超えた仲間ができたのも大きな収穫だった。「学祭で仲間と一緒にやったイベントは今でも楽しい思い出です」。卒業して半年後の10月に仲間と自宅兼共同アトリエOKUを設立。将来の飛躍を期して活動中だ。