
自分を信じてやりぬくこと。それがプロへの第一歩です
ホルン奏者として、全国各地で演奏活動を行っています。1年のうち3分の1程度は国内ツアーに出ているので、移動や健康管理はとても大変ですが、私たちの演奏を楽しみに待っていてくれるお客様との出会いがたくさんあり、何より演奏後にいただく拍手や感想から、大きなパワーをもらっています。また、演奏中は、オーケストラのメンバーと阿吽(あうん)の呼吸でステキなハーモニーを奏でることも、言葉にならないほどの大きなやりがいに繋がっています。これからも日々努力を忘れず、素晴らしい演奏をたくさんの方々に届けたい。そして一緒に演奏する仲間からも、私と組んで良かったと感じてもらえる奏者として成長したいと思っています。
中学生の頃から、本気でプロになりたいと思っていました。高校時代は芸大への進学を目指していましたが、2浪したのち尚美ミュージックカレッジ専門学校へ入学。この学校を選んだのは、さまざまなジャンルを学べること、人前で演奏できる機会やオーディションのチャンスがたくさんあったからです。特にクラシックの場合は「プロになるには音大へ」と考える人も多いと思います。私も当初はそれが一番のルートだと思っていましたが、実践的かつ幅広い学びが得られる専門学校は、想像している以上に素晴らしい学びの場だと思います。私が所属しているオーケストラのメンバーも、音大卒だけでなく尚美卒も多く、スキルに違いはありません。

ツアー先での一コマ
尚美は他学科との交流が盛んです。クラシック以外のジャンルを、学科を超えて演奏する機会がたくさんあり、そうした経験は今の仕事にとても活かされています。ずっと憧れだった「シエナ・ウインド・オーケストラ」とも連携しており、学生時代から合同演奏会に参加できたことは大きな刺激になりました。また、演奏だけでなく、レコーディングや裏方の仕事についても学べたり、確定申告についての話を聞けたことも尚美ならでは。演奏者は、ただ楽器を奏でるだけでなく、コミュニケーション力や人間力、大人としての生活力も必要です。それらについて、現場をよく知る先生方から教わったおかげで、リアルな現実を学生時代から知ることができました。

恩師の宮澤先生(現:管弦打楽器学科 学科長)と

シエナ・ウインド・オーケストラ 所属/管弦打楽器学科(コンセルヴァトアールディプロマ科)/2018年卒/千葉県出身。打楽器(ドラム)をやりたくて小学校の吹奏楽部に入部したところ、顧問の先生からホルンを勧められ、ホルンの魅力に目覚める。中高時代もホルンにのめり込み、オーケストラのホルン奏者を目指すように。「音が後ろから出る包み込むような反響音が、ホルンの魅力なんです」。現在は日本国内でも人気が高い「シエナ・ウインド・オーケストラ」に所属し、クラシックをはじめ、ゲーム音楽など幅広いジャンルの音楽を全国各地で奏でるほか、フリーランスとしての演奏活動も行っている。
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