私が担当する「すこやか実習」は入学後すぐに始まります。同じ敷地内の「すこやか認定こども園」のこどもたちと日常的にふれあいながら学べるのは、本校の大きな魅力です。また、他の授業でも、保育現場での経験などの具体的な話から理解が深まるよう配慮しています。いかに楽しく面白く興味を惹きつけるかは、相手が園児でも学生でもまったく同じ。この先生が来ると楽しいことが始まるぞ。今日は何をしてくれるのかな。ワクワクした気持ちで自分から積極的に取り組みたくなるように導く、そんなテクニックを身につけるのは簡単ではありません。でも本校には、学びや工夫を実際に試す数多くの機会があります。練習を繰り返して経験値を上げれば、学外実習にも自信を持って臨めます。何度失敗しても大丈夫!全力で成長をサポートします。
こどもたちと接することに慣れるだけでなく、実習時に必ず取り組む実習日誌の書き方も段階を踏んで身につけられるカリキュラムを設定。「簡単なメモから始め、最終的には自分でレポート形式にまとめる力も養えます」と話す渡邉先生。「実習先の先生の方針やこどもたちに対する配慮なども、すこやか実習の時から意識して見ておけば、たくさんの気づきを得ることができます。IT化が進む保育の現場でも、まだまだ文字を書いて伝える場面が多いので、実習日誌の作成を通じて言葉選びのマナーや表現力を磨けば、就職後にも必ず役立ちますよ」。
実際に保育現場で必要となるこどもとの関わりを、リアルに肌で感じながら学べる環境があります。かわいらしいこどもたちの成長の瞬間を目の当たりにしながら、保育士や幼稚園教諭をめざしてがんばりましょう。
専門分野:すこやか実習、乳幼児保育、こどもの造形
卒業後は幼稚園へ就職し、全学年を担任で持ち、チーフも担当。保育園では乳児を担当し、すべての年齢のこどもたちと関わった経験を持つ。その後、専門学校で保育科の立ち上げに参加し、保育士・幼稚園教諭の育成にも務めた。現在は大阪健康ほいく専門学校の専任教員。高校ではバレーボールの強豪校で活躍。全国大会をめざして仲間と一緒に頑張っていた。趣味は野球観戦。