結婚式場の一つとしてウェスティンホテル東京を検討されている、新規のお客様への対応を任されています。比較検討されている中から当ホテルを選んでいただくためには営業力が欠かせませんが、それ以上にお客様に寄り添う気持ち、しぐさや表情、間や空気感など、人にしかできないこと、そして私ならではの接客が大切なんです。その上でお互いに信頼関係を築き、最終的に当ホテルを選んでいただいたときには、本当に嬉しい気持ちでいっぱいになります。以前担当したお客様が、数年後に私を訪ねてきてくれることもあるんですよ。挙式をきっかけにこうしてたくさんの方々とつながりが持てる。挙式に関わるって本当にステキな仕事だと思っています。
CAになることをずっと目標としていた高校時代のある日、ふと学校でもらった職業冊子が目にとまり読んでみたんです。たくさんの職業が紹介されている中、ウェディングプランナーの仕事について知ったときに鳥肌が立つほど感激し、「ウェディングプランナーになりたい!」と思ったんです。それからは、プランナーになるためにどこでどう学べばよいかを徹底研究。CAを目指していたときには大学進学を考えていましたが、プランナーなら専門学校にしようと決断。夜間部を選んだのは、親に学費の負担をかけることなく自分で働きながら学べることが理由で、また学校を訪問したときの明るさや活気あふれる雰囲気に魅かれたのも決め手でした。
専門知識はもちろん、実習を通してブライダルの現場で働くための基礎をしっかり身につけることができました。また、ホテルの学校だからこそ学べる幅広いホテルの仕事についてのスキルも、入社後はすべて役立っています。そして何より時間に限りのある夜間部だからこそスケジュールの管理力や、精神面・体力面も鍛えられました。現在私は3歳の子どもを育てながら仕事をしていますが、何とか時間をやりくりして家庭と仕事を両立できているのは、学生時代の忙しい2年間があったからこそ。また就職活動の際に、最初はブライダル専門の会社ばかりを受けていた私に、ウェスティンホテル東京を勧めてくれた先生にも感謝の気持ちでいっぱいです。
ウェスティンホテル東京 勤務/夜間部国際ホテル学科 ブライダル科/2011年3月卒/ウェスティンホテル東京入職後は、自ら希望してホテル内のレストラン部門へ。その後念願のウェディング部門に異動。「ホテルにはたくさんの部署があるのでいろいろな経験ができることも魅力」と語る。一方で、長くやりがいを持って働くために自らキャリアプランを設定し、それに向かって日々努力を重ねる。「ウェディングの仕事にはずっと関わっていきたいですが、ゆくゆくは部署のマネジメントなどにも携わりたいですね。また、後輩たちが結婚・出産を経てもやりがいを持って仕事ができるように、私自身が一つのモデルケースになれたらと思っています」。