
格納庫にはセスナ機をはじめとする多数の小型機が並び、構造理解のための各種ピストンエンジンや ジェットエンジン、メイン・ランディング・ギア(降着装置)トレーナーまで完備。さらにボーイング747(ジャンボ)のターボファンエンジンやコックピットの実物に加え、ボーイング767のコックピットを完全再現したMTS(メンテナンストレーニングシミュレーター)を導入。これらプロ仕様の機材を教材に、厳格な工具管理を実践しながら、部品の脱着からシステム作動テストまでを繰り返し行います。教科書だけではイメージがしにくい「機器の連動性」を理解し、不具合原因を特定する能力を養います。

座学だけではイメージしにくい部分をリアルに近い環境で学べます
日本航空大学校・北海道校 航空整備科の強みは、実機の多さと機材の質の高さにあります。実習では、10機の実機を使用し授業を行います。さらに大型機のエンジンやタイヤなど、設置が難しいと言われている大型機材をはじめ、教材には「ターボファンエンジン」の実物も用意しており、ファンブレードの形状からコンプレッサーの配置まで、高性能エンジンの仕組みを学生たちは実際に確認することが可能となっています。多くの機体に触れることで学生たちは幅広い機種の知識を深め、多岐にわたるスキルを養っています。

ジェットエンジン整備などの大型機も授業では多く取り扱っています!
「一等航空整備士」は、多くの人やものを運ぶ大型機に「飛んでよし」の許可を出せる国家資格。この授業はその試験合格に直結する重要なプログラムです。扱うテーマは試験頻出の「飛行前点検」。機体やエンジンなど、バラバラに学んだ知識を実機の前で統合する「総まとめ」の時間です。教科書丸暗記ではなく、実物に触れながら復習することで知識が確実に定着。ここでの学びが資格取得、そして将来の現場での信頼に繋がるため、学生たちは能動的に実習に取り組んでいます。

実機を使用することで、現場に近い環境を授業で再現しています。
機体の内部構造まで全てを知り尽くしたい方。なぜ動き、なぜ飛ぶのかを突き詰める熱い想いは、整備士としての最大の武器になります。妥協なく技術を追い求め、専門性を極めたい方に向いています。

レベルの高い航空整備士を育成するため、学生たちには点検・整備を中心に多くの体験をしてもらいます
この授業は、機体やエンジンなど主要科目で学んだ知識を総合的に確認し、航空整備士の業務に必要な知識を得ることができます。また、パイロットが感じる「操縦感覚」を理解するため、北海道の空を飛びながら学ぶ「フライト実習」も取り入れることで、上空で刻々と変化する計器の数値や機体の挙動を学び、将来現場に出た際、不具合の状況をより正確に共有できる、レベルの高い整備士を目指せるよう指導しています。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



