スポーツトレーナーとして／日本指圧専門学校【スタディサプリ進路】

スポーツトレーナーとして

川鍋　進 2003年度入学

トレーナーというお仕事
現在、日本ユニシス実業団バドミントン部トレーナーとして活動しています。日本ユニシスの所属となって6年目になりますが、トレーナー活動が無い日は病院でリハビリテーションの仕事も継続して行っています。あん摩マッサージ指圧師として選手を治療するだけでなく怪我からのリハビリテーションやトレーニング指導等を行います。治療の対象となるのはスポーツ外傷だけでなく、慢性的な腰痛や肩痛や肩こりなども治療します。運動選手の肩こりというと違和感があるかもしれませんが、海外遠征などの移動では長時間同じ姿勢をとることになり、肩こりを治療する機会も多いのです。トレーナーは普段とても多くの仕事があるのですが、実際に試合が始まると選手に行うのはアイシングや声援を送るなど限られたことになります。コートに立つまでのベストな準備をすることが私の重要な役割だと思っています。

私の学生時代
高校を卒業後、すぐ日本指圧専門学校へ入学しました。様々な世代の方がクラスメイトにいて、さらに私の同級生にはカナダ人の学生もいて、いろいろと刺激を受けた学生時代でした。私は現在トレーナーとして活動していますが、日々、壁にぶつかることの連続と言ってもいい毎日です。そんな時に自分の道しるべになっているのは学生時代に身体に染み込ませるほど練習した基本の指圧手技だと思います。トレーナーを目指す学生さんに“どのような学生時代を過ごせばよいですか”とアドバイスを求められることがありますが、とにかく学校で教えてくれる基本的な実技、知識をしっかりと身に着けるということが応用に効いてくるものだと思います。あと病院での治療と選手を対象としたトレーナー活動では目指す方向は違うように感じるかもしれませんが、どちらもコミュニケーション能力が求められます。あとは注目されたりすることも多いために周りに挨拶をしっかりする。周りの人に迷惑をかけない。当たり前ですが当たり前のことを普通にできるようになることが大切だと思います。

これからかなえたい夢、目標
バドミントンはサッカーなどと同じようにＡ代表とＢ代表といった常設の日本代表チームがあります。チームの選手が日本代表に選ばれるときの喜びは何事にも代えがたいものがあります。またバドミントンは特にハードなスポーツの為、選手寿命が短いスポーツに感じます。そのため選手にとっては１シーズンがとても貴重な時間となります。選手の引退を自分自身の技術で。１年でも延ばすことが出来たら本当に嬉しいだろうなと思います。