コンポジターは、3DCGや2D素材の合成、画面上の不要物の消去、そして作品全体の最終的な画づくりを担う仕事です。数ある制作工程の中でも最後を任されるポジションだからこそ、自分の手が入ることで作品の印象が大きく変わります。コンポジット次第で映像のかっこよさや完成度が何倍にも高まる瞬間に立ち会えるのは、この仕事ならではの醍醐味です。最終クオリティーを左右する責任は重いですが、その分やりがいも大きく、完成した作品が世に出たときの達成感は格別です。エンドクレジットに自分の名前が載ることも、次への原動力になっています。
幼い頃からバスケットボールが好きで、高校もスポーツが盛んな学校に進学しました。そのため将来は、なんとなくスポーツに関わる仕事に就くのだろうと思っていました。ですが、姉がコンポジターとして働いていたことや、もともとMVや映画を見るのが好きだったこともあり、映像の仕事を意識するようになりました。進路を真剣に考える中で、VFX(視覚効果)を駆使して作品をつくる自分の姿を想像したとき、強いワクワクを感じたんです。その気持ちを大切にしたいと思い、専門的に学べる環境を求めて福岡テックへの進学を決めました。
分野を選ぶときは、最初から一つに絞り込みすぎず、学生のうちはできるだけ幅広く挑戦してみることが大切だと思います。実際に制作に取り組む中で、自分が本当に楽しいと感じる作業や、自然と集中できる分野が見えてきます。その「面白い」「もっとやってみたい」という気持ちこそが、成長を後押ししてくれます。また、日頃から映画やMVなど多くの作品に触れ、「なぜこのシーンはかっこいいのか」と考える習慣を持つことも重要です。迷ったときこそ手を動かし続け、完成した作品を周囲に見せて意見をもらう。その積み重ねが、自分だけの強みになっていくはずです。

株式会社sgmx/CG・映像ワールド CGクリエーター専攻/2025年卒
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



