受付をする傍ら、救急応対(ER)も担当しています。救急車からの連絡を受けたら、救急隊の方から患者様の情報を聞き、救急車到着までに看護師さんや事務に共有。当病院にカルテがないか確認し、ない場合は至急カルテを作成します。スピードも正確さも求められる業務ですが、学校で体の部位や名称をしっかり学んでいたおかげで、専門用語にも戸惑うことはありません。もっともっと仕事を覚え、受付もERでも、すばやく的確なご案内や判断ができるようになるのが目標。忙しい時こそ笑顔で、患者様に安心感を与えられるような受付になりたいですね。患者様の迅速な治療をサポートするため、全力を尽くしています。
小さい頃からお年寄りにとてもかわいがっていただいたので、その恩返しがしたいと思っていました。お年寄りは病院に通うことも多いので、医療関係の仕事に就くことで関わりも増えると感じたんです。仕事で心がけているのは、毎日、挨拶を元気にして常に笑顔でいること。この病院にはリハビリで通われている患者様も多く、毎日お見えになる患者様もいらっしゃいます。先輩たちは患者様の顔とカルテのIDを把握され、患者様が来院すると、お名前を伺う前にカルテをすぐにそれぞれの科にまわしてスピーディーな対応をされています。私も同じように受付をしてさしあげた時に、とても喜んでいただけたことがあり、とても嬉しかったです。
思い出深いのは三幸フェスティバル。姉妹校が合同で行う体育祭なのですが、先生に副団長を任命されました。2000人をまとめるなんて私にできるわけがないと断ったのですが、先生に「自分で理由をつけてあきらめちゃダメだよ」と喝を入れられられ、挑戦することに。それまで人前に立つと震えてしまうくらい苦手だった私。でもその経験を通して、今では人前で話をすることもできるようになりました。また、話を聞く際には必ず相づちを打つことを徹底的に指導されました。今、患者様とお話をする際もそれが習慣となっていることを実感しています。学生時代に社会人としての基礎を形成していただいたことは、本当にありがたいと思っています。
医療法人 医仁会 さくら総合病院 勤務/医療秘書科/2015年3月卒/当初は大学への進学も検討していたという太田さん。名古屋医療秘書福祉&IT専門学校のオープンキャンパスで先生方・先輩方の礼儀正さや距離の近さを見て、「ここなら2年後にこんな素敵な先輩方になれるんだ!」と憧れを持ち、進学を決意する。卒業後は医療法人 医仁会 さくら総合病院に就職。医事課に所属し、患者様や電話の応対、入力、会計といった受付業務に加え救急(ER)も担当。「医療の仕事は奥が深いので、自分が興味を持って働くと本当にいろいろなことが学べて、とてもやりがいがありますよ」と語ってくれた。