私は警察庁技官として勤務しています。警察庁技官の仕事は、警察官の活動を情報通信分野から支えることです。たとえば、110番通報を受付処理する通信システムやパトカーなどに搭載される移動通信システムなど、警察独自の情報通信環境を技術的に支えています。警察官は、パトロールや犯罪捜査を通じて人々の安心・安全な生活を守るため、日夜活動していますが、私たち警察庁技官はこれらの警察官の活動が円滑に行えるよう警察情報通信システムを整備することで、人々の安全な生活を守っているということにやりがいを感じています。まだまだ若手職員ではありますが、より多くの知識を取得し、もっと技術を磨いて皆さんの役に立ちたいと思います。
警察庁技官は、携帯電話やインターネットの普及により、様々な知識や技術を必要としています。災害や事故などの発生時における災害現場との映像や通信の確保、急増するサイバー犯罪などに対するコンピュータや携帯電話の解析を行うなど、部署により技術支援業務は多岐にわたります。些細なミスも警察活動に大きな影響を及ぼしてしまう可能性があるため、どの作業も的確・迅速に行わなければなりません。そのためにも、普段から職務遂行に必要な知識を学び続け、様々な訓練をしています。警察庁技官としてもっと多くのことを学び、どんな仕事も迅速・的確にこなせる頼れる技官になっていきたいです。
名古屋工学院専門学校では通信やネットワークについて学びました。元々、電子回路に興味があり、この分野を学びたいと思い入学したので、電子情報学科で2年間勉強した後、電子情報研究科(1年制)に進み、3年間しっかり学ぶことができました。資格は第一級陸上無線技術士と工事担任者AI・DD総合種を取得!いずれも難関といわれる国家資格ですが、資格試験のための授業や補習などサポート体制は万全で、分からないところは先生が丁寧に教えてくださったおかげで合格することができました。私は第一級陸上無線技術士の資格を取得したことにより、技術系の公務員になりました。興味のある方は名古屋工学院専門学校でチャレンジしてみてください。
中部管区警察局情報通信部 勤務/電子情報学科/2015年卒/高校卒業後、名古屋工学院専門学校の電子情報学科に進学。「体験入学に参加し、ここなら電子分野についてしっかり勉強できると思いました。また、技術系公務員である警察庁技官のことや必要な国家資格が取得できることを知りました」。同学科で2年間、上級の電子情報研究科で1年間学び2016年3月卒業。在学中に取得した第一級陸上無線技術士の資格により、国家公務員として採用され、現在の職務に就く。