ネガティブな状況から、新しい良好な関係を築く。その具体的な手法を学びます。
佐谷 力 先生
【学校教育相談】という科目は、学校でのカウンセリングに関する知識と技術を学びます。姿勢や視線、聞き方、返答の仕方など、学生が先生になった際、クラスを運営する時などに、そのまま生かすことができる、具体的手法を修得することを目標にしています。
授業ではまず、ベースとなる考え方を教えます。それを理解してもらった上で、実際に私が経験したケースや事例をもとに、授業用にアレンジした「保護者からの要求や相談」「こどもがいじめられている」「クラスに問題が発生した」などの事案を学生みんなで考え、討論し、意見交換しながら、具体的な対応策を探っていきます。
対応策には、正解というものはありません。そのためこの授業では、学生自ら考えること、考えたことを周囲と共有し、さらに発展させることを大切にしています。
授業の最後には、例えばこどもへの指導に不満を持つ保護者に対し「××の方が正しいです、と断定的に話すのではなく、こどものために有効なのは××だと思います、と伝えることで、保護者との関係性が改善できた」など、私が対応した方法や私ならこう考えるというアドバイスを送り、学生の引き出しを増やす工夫をしています。
この科目のコンセプトは、相手の立場に立って、相手の将来の幸せを考える、ということ。特に保護者との関係性では、先生と保護者で噛み合わないことがあります。しかし、どちらもこどもの将来を考えている、という本質は一致しています。
お互いそのことを理解できれば、一見ネガティブな状況であっても、新しく良好な関係をつくることができます。
表面的なことに惑わされず、大切な部分をお互い見据える。そのことが保護者やこどもを問わず、人間関係を上手に築くコツになります。
授業ではまず、ベースとなる考え方を教えます。それを理解してもらった上で、実際に私が経験したケースや事例をもとに、授業用にアレンジした「保護者からの要求や相談」「こどもがいじめられている」「クラスに問題が発生した」などの事案を学生みんなで考え、討論し、意見交換しながら、具体的な対応策を探っていきます。
対応策には、正解というものはありません。そのためこの授業では、学生自ら考えること、考えたことを周囲と共有し、さらに発展させることを大切にしています。
授業の最後には、例えばこどもへの指導に不満を持つ保護者に対し「××の方が正しいです、と断定的に話すのではなく、こどものために有効なのは××だと思います、と伝えることで、保護者との関係性が改善できた」など、私が対応した方法や私ならこう考えるというアドバイスを送り、学生の引き出しを増やす工夫をしています。
この科目のコンセプトは、相手の立場に立って、相手の将来の幸せを考える、ということ。特に保護者との関係性では、先生と保護者で噛み合わないことがあります。しかし、どちらもこどもの将来を考えている、という本質は一致しています。
お互いそのことを理解できれば、一見ネガティブな状況であっても、新しく良好な関係をつくることができます。
表面的なことに惑わされず、大切な部分をお互い見据える。そのことが保護者やこどもを問わず、人間関係を上手に築くコツになります。