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立命館アジア太平洋大学、APU内トイレに初めて「生理用品ステーション」設置
2023/4/4
立命館アジア太平洋大学は、2023年1月12日(木)、女性の生理にまつわる問題の解消を目指す学生団体「SUPPORT FOR SISTERS」が、APUキャンパス内のトイレに、初めて「生理用品ステーション」を設置した。



「生理用品ステーション」には生理用品が備え付けられており、トイレを利用する全ての女性が、無料で使用することができる。



近年「生理の貧困」の問題が明るみになり、タブー視されてきた生理に関わる議論が、少しずつ公で交わされるようになってきた。



SUPPORT FOR SISTERSは、女性が生理により抱える様々な困難を解決し、性別を問わない生理への理解促進を目指して、プロジェクトBとして活動を行っている。



団体は最初の取り組みとして、キャンパス内のトイレ10カ所に「生理用品ステーション」を設置した。



中心メンバーであるKARINA Viella Darmintoさん(アジア太平洋学部、インドネシア)、CHAIKWANG Rinlapasさん(アジア太平洋学部、タイ)、Bumpenwattana Piradaさん(アジア太平洋学部、タイ)のうち二人は、カナダへ留学中、大学内で生理用品が簡単かつ無料で手に入ったことで心強さを感じたと言う。



帰国後、日本では同様の備えが無いことに疑問を持ち、APUでこの問題に向き合いたいと考えるようになった。



リーダーのKARINAさんは、「これまでAPUの広いキャンパス内で生理用品を購入できる場所は限られており、急に必要となった場合は対応が難しく、学業にも影響が出てしまう恐れがありました。また特に国際学生にとっては、海外での生活費用を賄うことは容易ではなく、経済的な理由から生理用品を満足に手に入れられない場合もあります。」と問題を指摘した。



「生理用品ステーション」は、女性用トイレに限らず、多目的トイレにも設置された。



ステーションには3種類の生理用品が備え付けられ、日本ではあまり馴染のない製品も試すことができ、女性一人ひとりがより快適に過ごせるすべを見つけられるよう提案している。



ステーションは環境に優しい段ボールでメンバーによって手作りされ、災害の際にも必要な場所へすぐに持ち出せるよう、コンパクトなデザインになっている。



団体はこの設備により、一人でも多くの学生が生理の煩わしさから解放され、学業に専念できるようになることを願っている。



SUPPORT FOR SISTERSは現在、7ヵ国出身の20名の学生で構成され、なかには男性メンバーも含まれる。



社会全体の生理に対する理解が促進されるよう、今後はイベントやアンケート調査も行う。



詳細リンク先(https://www.apu.ac.jp/home/news/article/?storyid=3396)
立命館アジア太平洋大学(私立大学/大分)
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