私の専門は、「在宅看護」です。地域包括ケアの深化・推進、地域共生社会の実現へ向けて、在宅看護を取り巻く社会環境は目まぐるしい変化と発展を遂げています。人びとの尊厳の保持と自律・自立生活の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、その人らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域社会で包括的な支援・サービス提供体制の実現を目指すとともに、看護専門職の役割について考えています。
「在宅医療」に関連する講義や実習を担当。2、3年次には在宅看護への理解を深めるために映像教材や当事者の手配等、身近なニュースを用いるなど、講義の進め方を工夫をしている。「命を終える場所は重要ではなく、人生の終焉までどのように過ごしたいかというご本人とご家族の思いを大切にしなければなりません」と先生。授業では、ご本人やご家族の状況や望みを受け止めて、確かな知識と技術を活用してその希望を叶えることが看護師の腕の見せどころであると伝え、看護における実践力、豊かな人間性に基づくケアリングを教えている。
医療が高度化し、看護職に求められる知識・技術も多様化しています。関西医療大学では、次世代の医療ニーズに応える幅広い学びを用意。進路に合わせて、看護師+保健師、助産師(選択制)を目指すことができます。
専門:在宅看護、老年看護 大阪府立看護大学大学院看護学研究科博士前期課程(現 大阪府立大学大学院看護学研究科)修了、大阪府立大学大学院看護学研究科博士後期課程単位取得後退学。看護師、介護支援専門員の資格を取得。担当科目は、在宅療養と看護、在宅看護学方法論I、在宅看護学方法論II、在宅看護学展開論、在宅看護学実習。