THE WEDDING TOWNは、結婚式の前撮り撮影やフォトウエディングの専門店。定額・セット料金で200着の和装・洋装から衣装を選ぶことができ、スタジオ撮影も用意していますが、外でのロケ撮影が多いのが特徴です。打合せから入る場合には、ロケ地、衣装の数、撮影イメージ、ヘアメイクなどをヒアリング。ロケ撮影は風の影響もあるので、実際のヘアアレンジの注意点なども事前にお伝えします。そして当日は新郎新婦様に楽しんでもらえるようにサポート。最近はロケ地の一つにご実家を選ばれる方も多く、和装の新郎新婦様を連れて訪問すると、両親や祖父母が涙、涙で喜んでくださることもあります。そんな時にはこちらも思わず感動してしまいますね。
専門学校時代で一番印象に残っているのは、1年の時に初めて経験した「ウエディングプロデュース」という実習です。この実習では結婚式の打合せ~当日の進行まですべてを学生が担当。3~4ヶ月かけて綿密に準備をします。この時は2年生のお手伝いという立場でしたが、多くのスタッフが共同して創り上げるウエディングの仕事のやりがいを初めて体感し、とても感動したことを覚えています。また海外の研修も貴重な経験でした。外国人のモデルさんに前撮り用の撮影ヘアメイク等を行いましたが、実際の現場を経験することで、現場で求められる動きや自分に足りないことを知れて、その後の学ぶ姿勢や意識が変わりました。
一番は技術力アップです。空き時間にSNSで新しいヘアアレンジ情報を見つけては、休みの日に自宅で自主練習をしています。コスメに関しても、衣装に合う色を探したり、口コミを見たり、最新の情報に触れるようにしています。また技術力以外にもコミュニケーション力をもっと高めたいなと思っています。というのも、一緒に働いているヘアメイクの先輩の現場で、新婦様の支度中や撮影当日が楽しそうで、素敵だなと思って…もっと近づきたいですね。そうして口コミで指名がもらえるヘアメイクになれたら!と思っています。これからこの業界を目指す高校生も、目上の方との接し方など、コミュニケ―ション力を鍛えておくといいですよ。
THE WEDDING TOWN FUKUOKA 勤務/ヘアメイク科 ※2024年4月名称変更(旧:美容師科ブライダルヘアメイクコース)/2015年卒/山口県誠英高等学校出身。高校1年の時、美容師を目指していた友人に付き添って福岡ベルエポック美容専門学校のオープンキャンパスへ。メイクやヘアアレンジのほかドレスの着用体験をし、ブライダルの仕事を知る。同校の第一印象は「先生や先輩との距離が近くて、私服で通学できるカジュアルな校風がいいな」と思ったそう。そして高校2年でブライダル業界に進むことを決意。専門的に学べる同校へ入学した。卒業後はブライダルサロンを経て、THE WEDDING TOWN FUKUOKAへ転職。ブライダルヘアメイクとして活躍中。