FC町田ゼルビアの下部組織であるアカデミーで、ユース(18歳以下)とJr.ユース(15歳以下)のチームのトレーナーとして働いています。プレーヤーの応急処置、ケガのリハビリ、フィジカルトレーニングのメニューづくり、選手の体調管理などが主な仕事です。子どもたちは成長期で体が出来上がっていないので、ケガや調子の上がらないこともたびたび。長くリハビリをしていた子が、久しぶりに試合に出て「相手にコンタクトされても当たり負けしなくなりました」と喜んでくれた時はうれしかったですね。少しずつ成長を感じたときは、やっていてよかったなと思います。
小さいころからJリーグの試合を家族でよく見に行っていて、中学・高校と部活はサッカー部。ごく自然に、早い段階から「サッカーに携わる仕事に就きたい」と思っていました。トレーナーという仕事を知ったのは、Jリーグの試合を観戦していたときです。選手にケガなどアクシデントが起こった時に、いち早く駆け寄っていくトレーナーの姿が気になり、自分がよくケガをしていたこともあって、「自分も、この仕事で選手の役に立てるかもしれない」と思いました。
毎日明るくあいさつをし、必ず全員とコミュニケーションをとることを心がけています。ケガをしたり、調子が悪かったり、伸び悩んでいたり、いろいろな理由で落ち込んだりする子どもたちも多いのですが、サッカー以外の雑談をしたりしながらコミュニケーションをとり、モチベーションを維持していくことを大切にしています。将来はユースチームをもっと強くするため、日々のトレーニングをもっと充実させていきたいです。そして一人でも多くの子どもたちがトップチームでプロになれるよう全力でサポートていきたいですね。
NPO法人アスレティッククラブ町田(FC町田ゼルビア) 勤務/スポーツトレーナー科 サッカートレーナーコース/2012年3月卒/日々成長していくサッカー少年を熱く指導している本橋さん。「上達が早いので、右足でしか蹴れなかったのに、体幹トレーニングの成果で左足でも蹴れるようになる子もいます。そういう小さな成長がうれしいですね」。