公立大学/東京

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「いま、環境問題を考える」特別編

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開催日時
  • 2024年
    2月
    13日
    (火)
    18:30~20:00
申込URL:https://www.ou.tmu.ac.jp/web/course/detail/2341G106/
※本講座はオンライン講座でライブ+見逃し配信で7日間何度でも視聴可。高校生のみ無料で1回だけの参加も可能です。

当講座は、2022年度 冬期講座で開講したオンラインスペシャル「いま、環境問題を考える」の特別編になります。前回の講座では、一般の方々を含め多くの高校生にも受講していただき、温暖化はじめ環境問題に対する皆さまの危機意識の高さが伺えました。本講座では持続可能な未来社会のために、我々は何をなすべきなのかについて考えます。
講師は、東京都公立大学法人 山本良一理事長(東京大学名誉教授)です。山本理事長は、エシカル消費(グリーン購入含む)の普及啓発に長年に渡り取り組み、令和5年度 消費者支援功労者表彰 内閣総理大臣表彰を受けました。現在も、日本エシカル推進協議会栄誉会長として活動を続けています。

●地球を守るべく、気候変動問題の解決に 世界、日本、我々に何かできるのか。
2018年、IPCCは世界の平均気温の上昇を工業化前より1.5℃以下に抑制できれば気候リスクを大きく抑制できるとする報告をまとめました。この「1.5℃目標」は、国際的なコンセンサスとなっていますが、各国の努力も空しく、現実は厳しく困難な状況に直面しています。
ご存じのとおり、2023年の夏は世界の平均気温が過去最高となる17.18℃を記録するなど、人類史上最も暑い夏となりました。国連のグテーレス事務総長はこうした状況を「地球沸騰化」と表現し、各国政府に対してより強力な対策を求めています。
さらに、世界のCO2排出量は1億t/日、地球表面に蓄積される1日当りの熱量は広島型原爆80万発分、地球温暖化で失われる氷はグリーランド氷床から10億t/日、西南極大陸氷床から5億t/日と見積られています。その結果、大量の淡水が北大西洋に注がれ、大西洋熱塩循環が早ければ2025年に停止するとの懸念から、欧米では激しい議論が展開されています。
気候システムの崩壊を止められなくなる「気候転換点」が連鎖的に突破される前に、様々なポジティブな社会的転換を進め、脱炭素社会へ転換しなければなりません。今、私たち一人ひとりの行動が必要なのです。
本講座では世界における最新の議論を元に、私たちは何をなすべきかについて考えます。

講師 東京都公立大学法人 理事長 東京大学名誉教授
   山本 良一


「いま、環境問題を考える」特別編/東京都立大学(公立大学/東京)のオープンキャンパス
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